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【広島2-2浦和】「妥当な結果」とリカ監督。興梠慎三が今季初ゴール、ユンカー5戦連発!しかし90+2分の川辺駿の鮮烈ミドルでドロー

浦和の興梠慎三。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI ※写真は松本山雅FC戦より

浦和は4連勝ならず。城福監督は「チャンスは我々のほうが多かった」。

[J1 16節] 広島 2-2 浦和/2021年5月26日19:01/エディオンスタジアム広島

 J1リーグ16節、サンフレッチェ広島対浦和レッズ戦は2-2で引き分けた。広島はハイネルのコーナーキックを直接決める“バナナシュート”、90+2分の川辺駿の鮮烈ミドル弾、一方、浦和はキャスパー・ユンカーのデビューから公式戦5試合連続ゴール、さらにPKによる興梠慎三の今季初ゴールと、見応えのある計4ゴールが生まれた。

 15分、左右の揺さぶりから、最後は汰木康也の左クロスにユンカーが右足で合わせて、アウェーチームが先制に成功する。元U-21デンマーク代表のストライカーはデビューから5試合、リーグ戦4試合連続ゴールに。

 その後は両チームともに球際で厳しく対応。迎えた23分、ハイネルの左からのコーナーキックが、そのまま大きく弧を描いてゴールネットを揺らす。

 そこから再び浦和がボール保持率で上回る展開に。そして84分、興梠のヘッドで落としたボールが荒木隼人の振り上げていた腕に当たってPKを獲得。これを興梠自らが自ら決めて、今季初ゴールを記録した。

 しかし、このままでは試合は終わらない。ターンオーバーを採用して途中から主力選手を投入して再び息を吹き返した広島は、90+2分、日本代表MF川辺駿が鮮やかなミドルを突き刺す! 粘り強い戦いを続け、土壇場で追い付いてみせた。

 浦和のリカルド・ロドリゲス監督は試合後の記者会見で、「前節からシステムを変更した広島に対して情報が少ないなか、1対1でハメられる形になり、そこから個人の力で決められてしまい、最終的には妥当な結果に終わったのではないかと思います」と振り返った。

 一方、指揮官は試合内容について「最後の最後で勝点3がすり抜けてしまいました。ただ終盤の時間帯など流動的にでき、試合の流れの中で変化をつけることができました」と、収穫も得ていた。

 また広島の城福浩監督は「内容としても我々がやろうとしたいことを選手が遂行し、勝点3を取れた試合ができたと思います。中2日のコンディションを考えれば、悔しい気持ちと選手が最後までよく粘ってくれた労いと、その両方の気持ちが去来しています。悔しさのほうが大きい。チャンスは我々のほうが多かったと思います」と振り返った。

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[文:サカノワ編集グループ]

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