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アタランタが日本代表DF冨安健洋にオファー!セリエA3位、近年CL常連。ボローニャも前向き

冨安健洋。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

一方、複数クラブも関心。条件が合致すれば、移籍を認める!?

 イタリアメディア『コリエレ・デロ・スポルト』は5月26日、イタリア・セリエAのアタランタBCが日本代表DF冨安健洋の獲得に向けて所属先のボローニャFCにオファーを申し出て、「交渉が進められている」と報じた。3シーズン連続セリエAの3位に入ってきた強豪へのステップアップはあるのか!? 

 22歳の冨安は2020-21シーズン、セリエA31試合・2ゴールを記録。シニシャ・ミハイロヴィッチ監督のもとでのボローニャ2シーズン目、開幕からセンターバックに固定された。ただ近年サイドにエース級のアタッカーが配置される傾向のなか、彼らに対するほうが適正が高いと判断され、シーズン途中からは、昨季に続き右サイドバックでの起用が中心に(37節のエラス・ヴェローナ戦はセンターバック起用)。加えてケガの影響もあり、本人も決して納得のいくシーズンを過ごせず、チームは12位でフィニッシュした。

 とはいえ、その能力の高さはセリエAのみならずトップクラブからも認められてきた。そうしたなか、3シーズン連続リーグ3位に入り、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも躍進を遂げるアタランタから、オファーが届いているというのだ。2024年6月まで冨安と契約を結んでいるボローニャは、満足のいく条件(=違約金)が提示されれば、放出を認める方針だという。

 ただし、冨安には高額な違約金が設定されている。そのため今季アタランタからボローニャに期限付き移籍していたガンビア代表FWムサ・バロウをそのまま完全移籍させることで、トレード的な取引をする案も浮上しているそうだ。ボローニャがバロウの買い取りオプションを行使するには1500万ユーロ(約20億円)が必要。そのアタッカーの課題がクリアされれば、冨安のプロジェクトにも柔軟に対応することになるだろうという。

 他にもACミラン、さらにはイングランド・プレミアリーグの複数チームも冨安の獲得を検討していると噂されてきた。東京オリンピックへの出場も決定的で、そこでさらに価値を高める可能性もある。果たして、どのような決断を下すのか!? 

 まずは28日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー代表戦を皮切りにスタートする、日本代表5連戦の活動に集中する。

注目記事:【日本代表】ミャンマー戦、こんな布陣を見てみたい。大迫・南野・鎌田・久保の競演はどうか

[文:サカノワ編集グループ]

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