大迫勇也が語った「だからこそのオーバーエイジ」。東京五輪世代の守備陣を電光石火で攻略。日本代表、U-24代表に3-0

開始２分、鎌田のCKにニアサイドで合わせ、「けっこうフリーでヘディングできた」。

[チャリティマッチ] 日本代表 ３–０ U-24日本代表／2021年６月３日19:30／札幌ドーム

　日本代表（SAMURAI BLUE)のFW大迫勇也がU-24日本代表戦の開始２分、鎌田大地のコーナーキックにニアサイドで合わせて、橋本拳人のゴールをアシストした。電光石火の一撃で、東京オリンピック世代の守備陣をあっという間に攻略してみせた。

　試合開始から時計は１分しか経っていない（記録上の表記は２分）。最初のチャンスでもあった。鎌田のCKに対しニアサイドに入り込み、正確にジャンプヘッドで合わせ後方へ。ゴールキーパー大迫敬介が飛び出せない位置にボールを落とすと、そこへ橋本が飛び込み、さすがフル代表――と思わせる先制点をもたらした。

「けっこうフリーでヘディングできて、橋本がいいところへ詰めてくれました。（U-24代表は開始早々に失点したが、弱点も見えた？）オーバーエイジが入ればまったく違うチームになると思います。そこは試合の入りどころ、締めどころ、しっかりオーバーエイジ３人がやってくれると思います。まったく問題ないんじゃないですか」

　大迫のアシストによって浮彫になった強度不足。ただ、日本の15番は吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航が入ることで、この日の失点につながった課題は解消されるはずだと語った。

「（言い方を変えると、U-24世代では守備強度が物足りない？）だからこそのオーバーエイジなんじゃないでしょうか。（どのあたりで強く感じましたか？）後ろに３人が入り、いずれもしっかり違いを作れる選手ばかりです。チームとして安定をもたらすことができる３人だと思います。そこは期待していいと思います」

　エース大迫は、そのようにオーバーエイジ・トリオに期待を寄せていた。

　そした一方、大迫自身、この試合で日本代表の前線の関係性で手応えを得ていた。「使われるし、使うし、どちらもできます。僕も、（鎌田）大地も、（南野）拓実も、（原口）元気も、（伊東）純也も。それがお互い日本人選手のいいところであり、もっとゴールに向かっていければいいと思います」と、収穫と課題を挙げていた。

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[文：サカノワ編集グループ]