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久保建英にベティス、グラナダなど獲得へ関心。レアル・マドリードで「居場所を見つけるのは難しい」

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ベイル復帰の可能性が高まる。スペイン3シーズン目もローンか。

 スペイン1部レアル・マドリードが保有権(パス)を持つ日本代表MF久保建英は2021ー2022シーズン、果たしてどのチームのユニフォームを着て戦うのか――。久保の能力を高く評価していたフランス人のジネディーヌ・ジダン前監督の退任、そしてイタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督の復帰に伴い、多くのスペインメディアは基本的に、20歳の日本人レフティは3シーズン目もレンタルされる可能性が高いと報じている。

『オーケー・ディアリオ』は6月7日、久保の置かれた状況を改めて整理。そのうえで、いくつかの移籍先候補を挙げている。

 スペイン1部では、非EU外の外国籍選手枠は3人。ブラジル人のロドリゴ、エデル・ミリトンがその枠を来季も活用。同じくブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは7月にもスペインの二重国籍を取得できると言われるが、まだ確定はしていない。さらにEUから脱退したウェールズ代表FWガレス・ベイルも、トッテナム・ホットスパーFCへのレンタルが終了。アンチェロッティ監督はベイルの復帰を仄めかしている。

 そうした状況を踏まえると、同メディアは「タケがレアル・マドリードのチームの中で居場所を見つけるのは難しい」と見る。また、久保は東京オリンピックに臨むため、プレシーズンのチーム作りに加われない。そういった状況により「課題は複雑。レアル・マドリードから離れる将来を考えなければならない」と指摘している。

 そこでスペイン挑戦3シーズン目も、ローンになることが濃厚だと読む。そうしたなか、主力の座を狙える、1部復帰を果たした“古巣”RCDマジョルカとRCDエスパニョール、さらに以前から久保を欲していたレアル・ベティス、グラナダCFが“選択肢”に入ってくるはずだと展望する。「そういったクラブは、この日本人の動向を追っていて、把握しているに違いない」ということだ。また欧州各トップリーグのクラブも久保に注目していると言う。

 レアル・マドリードは、久保を将来的に必要な戦力と捉えていて、安易に完全移籍させないだろうと見ている。とはいえ、久保自身もマジョルカ(1年目)、ビジャレアルCF、ヘタフェCF(2年目)と在籍し、『レンタル』の難しい立場を思い知らされてきた。

 20歳の誕生日を4日に迎えた久保が、何を重視するかも進路には関わってくる。まずは現在のU-24日本代表の活動に集中し、そしてオリンピックでの金メダル獲得を目指す。6月12日までの活動後、何かしら動きは出てきそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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