元神戸ポドルスキがメキシコ移籍か。ドイツ1部残留達成の古巣ケルンも名乗り
神戸のルーカス・ポドルスキ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
トルコでの1年半の生活を終えて。
2020年1月までヴィッセル神戸に在籍した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが2020-21シーズン限りでトルコ1部アンタルヤ・スポルとの契約満了を迎えた。36歳になったレフティは現役続行を希望していて、ドイツメディア『エクスプレス』によると、メキシコ1部ケレタロFCからオファーを受けたという。ポルディ自身も前向きに検討しているようだ。
一方、同メディアは、入れ替え戦プレーオフの末にドイツ・ブンデスリーガ1部残留を果たした、古巣である1FC.ケルンもポドルスキの復帰に向けて画策していると伝える。そのうえで「第一希望はメキシコ、続いてケルンか」と予想を立てている。
ポドルスキは1985年6月4日生まれの36歳。ポーランド生まれでドイツ国籍を取得。180センチ・80キロ。ケルンの下部組織出身であり、そこからドイツ代表「10番」を背負うまでに成長し、ワールドカップ(W杯)制覇も成し遂げた。バイエルン・ミュンヘン、アーセナルFCなどでも活躍し、2017年、ガラタサライSKから神戸へ移籍した。
Jリーグでなかなか本領発揮とは行かなかったものの、2019シーズン、アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャらとともに、クラブ史上初の主要タイトルとなる天皇杯制覇を達成。ポルディ自身も鹿島アントラーズとの国立競技場こけら落としの決勝戦、結果的に決勝点となったオウンゴールを誘発するシュートを放ち、底知れぬ勝負強さを最後にしっかり見せつけた。
その勝利を最後に日本を去り、トルコへ移籍。2シーズン(1年半)に渡ってプレーしてきた。
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[文:サカノワ編集グループ]