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【浦和】「STAY STRONG CHRISTIAN」ユンカーがゴール、同郷のデンマーク代表MFへメッセージ│ルヴァン杯ベスト8進出決定

コペンハーゲンでのデンマーク対フィンランド戦、エリクセンの治療中、TVカメラに映らないように選手たちがバリケードを作る。(Photo by Martin Meissner - Pool/Getty Images)

神戸に2-2、2試合トータル4-3で。前半のうちに1得点・1アシスト!

[ルヴァン杯 PO第2戦] 浦和 2-2 神戸/2021年6月13日/浦和駒場スタジアム
※2試合トータル4-3で浦和が決勝トーナメント(プライムステージ)進出

 浦和レッズのデンマーク人FWキャスパー・ユンカーがルヴァンカップ・プレーオフステージのヴィッセル神戸との第2戦、1-1で迎えた前半終了間際、GK前川黛也の頭上を越えるループシュートを沈め、同ステージ2試合連続ゴールを決めた。試合はアンドレス・イニエスタのスーパーFKが飛び出すなど2-2で引き分けたが、浦和が2試合トータル4-3でベスト8(プライムステージ)進出を果たした。

 第1戦は浦和が2-1で勝利を収めている。アウェーゴールを「2点」奪ったことで、0-1で負けてもプライムステージ進出が決まる状況にあった。とはいえ、神戸がゴールを奪えば空気は一変しかねない。

 実際、幸先よく高速カウンターからユンカーが持ち上がってのラストパスを小泉佳穂が冷静に決めてホームチームが先制に成功する。しかし追いすがる神戸も酒井高徳のクロスからドウグラスのヘッドで同点に――あと1点でタイスコアになるという展開になる。

 それでも前半ラストプレー、自陣のフィードから、ユンカーが背後のスペースへ抜け出してDFに競り勝つ。そのまま持ち上がると鮮やかなループでゴール! 拳を突き上げて喜びを爆発させると、ユニフォームの下に着ていた赤いシャツを見せる。

 そこには、こう書かれていた。

「STAY STRONG CHRISTIAN」

(強く生きてくれ クリスティアン)

 EUROのグループステージB組コペンハーゲンで行われたフィンランド代表戦に臨んだデンマーク代表のMFクリスティアン・エリクセンが試合中、一時心肺停止状態になる事態が起きた。現在は安定した容態だということだが、2歳年上の同世代にあたる同郷デンマークの選手へ、浦和の新エースストライカーはゴールとともに熱いメッセージを発信した。

  後半、イニエスタのビッグプレーが生まれ、2-2に。今度は神戸が1点奪えば“逆転”する状況に。それでも浦和が粘り強く逃げ切ってみせた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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