【ACL名古屋】GSはVARなし、相手アピールも文句なし「オンサイド」。阿部浩之が決めた!
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試合終了間際、失点かと思われたが…救われる。
[ACL GS1節] JTD 0-1 名古屋/2021年6月22日/ラジャマンガラ・スタジアム
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)、タイでの集中開催となるグループステージGの初戦、名古屋グランパスが阿部浩之のゴールで、ジョホール・ダルル・タクジムFCに1-0の勝利を収めた。
試合は新型コロナウイルス対策のため無観客で開催。名古屋がボールを支配するものの、ブラジル人FWベルクソンを最前線に据えて一発を狙うJTDと睨みあうような展開になる。
スコアレスで迎えた60分、ボール奪取した山﨑凌吾がパスをさばいてゴール前へ。マテウスの折り返しを受けた成瀬竣平のシュートミスのキックが、ゴールライン近くに走っていた山﨑へ。そして山崎のマイナスのラストパスを阿部が丁寧に流し込み、ゴールネットを揺らした。
山﨑がオフサイドポジションにいたかと思われ……、JTDの選手たちは足を止めていたため猛抗議。しかしVTRで見るとマテウスの仕掛けについてきていたJTDのシェーン・ロウリーが残っていて、文句なしの「オンサイド」だった。
このACLは、GSではVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は採用されず。前回大会は決勝トーナメントの準々決勝から導入されていて、今回もその予定である。
JTDの選手たちは主審と副審にオフサイドを主張したが、もちろん判定は変わらず。
そして試合終了間際のアディショナルタイムには、齋藤学の寄せが甘くなった左サイドを突破されたあとのクロスをベルクソンにヘッドで叩き込まれる。が……競り合った中谷 進之介へのファウルで、ノーゴールとなった。
名古屋は阿部の1点を守り切って、大事な初戦、貴重な勝点3を獲得した。
名古屋は中2日の25日(日本時間19時)、韓国の浦項スティーラースと対戦する。浦項も21日の初戦、ラーチャブリーFCに2-0の勝利を収めている。1日の試合間隔の差がどのように影響するか。
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[文:サカノワ編集グループ]