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【U-24スペイン代表】デ・ラ・フエンテ監督がコロナ禍での東京五輪へ「日本に関して言えるのは…」

EURO2020で大活躍だったスペイン代表のペドリ。 (Photo by David Ramos/Getty Images)

機材トラブルで到着が1日遅れたが「大きな影響はありません」。

 [キリンチャレンジカップ] U-24日本代表 – U-24スペイン代表/2021年7月17日19:20/ノエビアスタジアム神戸

 東京オリンピック初戦まであと5日、最終調整のキリンチャレンジカップ、U-24日本代表対U-24スペイン代表戦が7月17日、ノエビアスタジアム神戸で行われる。2019年のUEFA・U-21欧州選手権優勝を果たしてこの五輪に臨む、金メダル候補のU-24スペイン代表ルイス・デ・ラ・フエンテ監督(Luis de la Fuente)が試合前日のオンライン記者会見に応じ、予定より1日遅れた到着の影響、EURO2020に臨んだフル代表の6人が加わったこと、そして日本の新型コロナウイルス対策について、次のように語った。

 スペインの選手・スタッフが使用予定だったチャーター機の故障により、一時空港で足止めに。結局その日は出発できず、急きょ宿泊したあと、日本に飛び無事に入国した。

「自分たちではどうしようもない状況でしたが、それほど大きな影響はありませんでした。到着してすぐ休むこともできました。時差にも徐々に慣れてきています」

 1年遅れで開催されたEURO2020に臨んだ6人が今大会にも出場する力の入れよう。それだけに「金メダル」への重圧もあるのではないか? その問いに指揮官は答える。

「そういうことはありません。その6人がいてもいなくても、このチームには素晴らしい選手たちのベースがあります。日本までやってきて金メダルが欲しくないと言ったら嘘になりますが、プレッシャーは感じていません」

 そして、やはり日本、そして東京での新型コロナウイルスの感染拡大がスペイン国内でも伝えられ、懸念事項となっている。監督は日本に到着しての感想を次のように語った。

「 安全なプロトコルが実施されていることは分かっていましたし、準備もしていました。『バブル方式』もすでに経験済みです。日本に関して言えるのは、ホテルの廊下やエレベーターが素晴らしいということ(笑)。まだ、今はそれぐらいしか言えません(※外に出られないため)。トレーニングが唯一屋外での気晴らしになっています。残念ではありますが、こうした状況なので仕方ありませんね」

 イレギュラーな状況で迎える日本戦、そして22日の五輪初戦のエジプト戦に向けて、「まだ到着したばかりで時差への適応などに追われていますが、明日の試合でピッチに立ち、そしてエジプト戦が目前に迫ってくれば実感が湧くと思います。こういう状況ではありますが、五輪は五輪。全力で戦いたいです」と意欲を示した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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