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【横浜FM】マスカット監督の就任決定「さらに積み上げ、力強く走り抜けるよう力を尽くす」。本田圭佑もメルボルンV時代にプレー

メルボルン・ビクトリー時代、本田圭佑に指示を出すマスカット監督(左)。 (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

黒澤社長「F・マリノスをより高いステージに導く最良の人選であると確信」。

 J1リーグの横浜 F・マリノスは7月18日、オーストラリア人のケヴィン・マスカット氏(Kevin MUSCAT) が次期監督として基本合意に至ったと発表した。マスカット氏の入国日は調整中。入国後、所定の待機措置を経てチームに合流予定。

 マスカット氏は2011 年の現役引退後、2012年にメルボルン・ビクトリーのアシスタントコーチに就任し、アンジェ・ポステコグルー監督(横浜FM前監督)を支えた。2013年にポステコグルー氏の退任を受けて監督に就任。2014-2015シーズン、Aリーグのレギュラーシーズンとファイナルシリーズをともに制する「完全優勝」を成し遂げ、最優秀監督賞を受賞した。

 メルボルン・ビクトリーの監督として、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に4度出場し、2016年にはベスト16進出を果たしている。2014年大会ではグループステージで横浜 F・マリノスとも対戦している。元日本代表の本田圭佑もマスカット監督のもとでプレーしている。

 2020年にはベルギー1部シント=トロイデンVVを率いている。

 マスカット氏は1973年8月7日生まれ、47歳、オーストラリア出身。コーチ資格は「AFC Pro License」。

 マスカット監督は次のようにコメントしている。

「日本で最も成功しているサッカークラブの一つである横浜 F・マリノスの監督に就任できて、とても光栄です。この機会を与えてくれたクラブに心より感謝すると同時に、アジアで最も競争力のあるJリーグで、新たな挑戦ができることをとても楽しみにしています。

 自分たちの目標を達成するために、アンジェ・ポステコグルー前監督が築き上げたものにさらに積み上げ、今シーズン力強く走り抜けられるよう力を尽くしたいと思います。

 特別なことを成し遂げるためのハードワークを共にする選手、スタッフと会える日を心待ちにしています」

 また、横浜FMの黒澤良二社長は次のように監督選定の理由と期待を語っている。

「この度の監督選定にあたり最も重視したのは、横浜 F・マリノスの魅力あるアタッキングフットボールを継続するだけでなく、さらに進化させられる指揮官ということでした。ケヴィン・マスカット氏は、その条件を十分満たし、皆さまに夢と感動と笑顔をお届けできるチームを目指せると判断し、契約締結に至りました。

 マスカット氏は、現役時代、ディフェンダーとしてスコットランド、イングランド、オーストラリアの3か国で活躍し、キャプテンとして幾多の試合を率い、数多くのタイトルを獲得しました。

 さらに、オーストラリア代表としては、70試合 に出場、11得点の実績を残しています。現役引退後は、メルボルン・ビクトリーのアシスタントコーチにて指導歴をスタート。2012年には、当時監督を務めていたポステコグルー氏をコーチングスタッフとして支えました。

 マスカット氏は、優れた指導力とリーダーシップにより、F・マリノスをより高いステージに導く最良の人選であると確信しています。

 また、暫定的に指揮を執っている松永英機監督については、引き続きトップチームに残り、マスカット氏を支え、魅力的なアタッキングフットボールの進化に貢献してもらいます。

 ファン・サポーター、スポンサーの皆さま、関係各位には、引き続き応援いただけますよう宜しくお願い申し上げます」

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[文:サカノワ編集グループ]

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