ギリシャ強豪が武藤嘉紀の獲得へ「交渉中」。FC東京、神戸…Jリーグ復帰は!?
武藤嘉紀。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
昨季3位のアリス・テッサロニキが乗り出す!
イングランド・プレミアリーグのニューカッスルユナイテッドFCに所属している元日本代表FW武藤嘉紀だが、事実上の戦力外の状況にあり、クラブも移籍を基本的には容認している。しかし条件を満たせるクラブは限られ、なかなか具体的な話も聞かれずにいる。
一部では、Jリーグのヴィッセル神戸、FC東京が獲得に動いていると言われてきた。しかし、そうしたなか、ギリシャメディア『スポルタイム』は7月25日、ギリシャ1部の強豪アリス・テッサロニキが武藤の獲得に向けて「コンタクトを取っている」「交渉中だ」と報じた。
アリス・テッサロニキは昨季、リーグ戦17勝10分9敗の勝点61で、オリンピアコスFC(同90)、香川真司の所属するPAOKテッサロニキ(同64)に次ぐ3位でシーズンを終えている。
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ予選2回戦の出場権も獲得。先を見据えると補強は必須の状況のようだ。
一方、武藤はニューカッスルではリーグ25試合・1得点と振るわず。昨季は乾貴士のいたスペイン1部SDエイバルに期限付き移籍し、26試合出場を果たしたが、わずか1得点に終わった。そしてチームも2部降格の憂き目にあった。現在は2022年6月まで契約を結ぶニューカッスルに戻り、活動に帯同している。
また日本代表では2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)にも出場するなど、国際Aマッチ29試合・3得点を記録している。
今回の記事によると、アリス・テッサロニキが「インターナショナルなスターである日本人選手と交渉中だ」「すでに連絡を取り合っている」と報じる。
ただし、それ以上の具体的な情報はない。武藤のこれまでのキャリアを紹介しているが、クラブ幹部などのコメント、移籍の条件などが掲載されているわけではない。
とはいえ、ドイツ、イングランド、スペインとプレーしてきた29歳のアタッカーが、復活を期し、ギリシャの地に向かう――という選択肢も面白そうだ。それともJリーグ復帰が基本線なのだろうか。
武藤のこの夏の動向も注目点の一つになる。
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[文:サカノワ編集グループ]