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【鹿島】荒木遼太郎が復帰、即カイキ弾アシスト「二人で点を取ろうと話していた」

荒木遼太郎。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

元鹿島の日本代表DF昌子源のタックルをかわして――。

[J1 2節] G大阪 0-1 鹿島/2021年7月24日/パナソニックスタジアム吹田

 特別措置として東京オリンピック期間に組まれた順延分のJ1リーグG大阪対鹿島アントラーズの一戦、鹿島がブラジル人MFアルトゥール・カイキの加入後初ゴールで1-0の勝利を収めた。リーグ戦では鹿島は2試合ぶりの白星。一方、G大阪は4戦負けなしから2連敗を喫した。

 荒木遼太郎が約1か月ぶりに出場。今回は65分からカイキとともに投入された。すると、72分、元鹿島であり日本代表にも選ばれる昌子源のタックルをかわした荒木のスルーパスから、カイキが左足でニアを抜くシュートを炸裂。相手に生じた隙を見逃さないコンビネーションから、値千金の決勝ゴールをもたらした。

 荒木は次のようにゴールシーンを振り返る。

「相手の位置を確認し、来ているのは分かりましたがかわせてマイボールにできました。そこでカイキが走ってくるのが見えて、スペースにパスを出し、上手く決めてくれました。難しいゲーム展開になることは予想できていました。俺がボールを持ったら、カイキに『走り出せ』と伝えていて、『二人で点を取ろう』と話をしていました。それが実って良かったです」

 また、コンディションについて質問されると、「再発だけは避けたかったです。今日の試合も100パーセントでやれていたので、問題ないです」と答えていた。

 これでプロ2年目の19歳は20試合・6ゴール・6アシスト。いずれもチーム最多である(得点数は上田綺世とタイ)。

 さらには「荒木―カイキ」の新たなホットラインも開通。鹿島にとっては8月の再開に向けて(8月9日・湘南ベルマーレ戦/アウェー)、収穫の多い一戦となった。

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[文:サカノワ編集グループ]