ウーデゴールのアーセナル移籍が再浮上。レアル・マドリードでチャンス限られ
アーセナル時代のマルティン・ウーデゴール。 (Photo by Julian Finney/Getty Images)
東京五輪日本代表、久保建英の今後や将来にも関わってくる動向に。
スペイン1部リーグレアル・マドリードのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールに、再び移籍の可能性が浮上している。“相思相愛”であった昨季レンタル先のイングランド・プレミアリーグのアーセナルFCが以前としてその動向を追っているという。
スペインメディア『アス』によると、カルロ・アンチェロッティ監督のもと、アーセナルからレンタルバックされたウーデゴールだが、8日のACミランとのトレーニングマッチでは、60分にルカ・モドリッチと代わり30分間の出場に止まった。試合はスコアレスドロー。これまで、なかなかインパクトを残せずにいる。
レアル・マドリードでは、EURO2020を最後にドイツ代表からの引退を表明したトニ・クロースがこのほど鼠径部の痛みによる治療のため約1か月、戦列を離れることになった。そのため、攻撃的MFであるウーデゴールにも「小さな扉は開かれている」という。ただし、序列的には、イスコ、モドリッチに次ぐ存在になっている。
レアル・ソシエダでの活躍を受けて、ジネディーヌ・ジダン前監督が率いていた際に復帰した際も、マドリードでは思うように出場時間を得られなかった。そして今回、アーセナルから中心選手になることを目指して復帰した。ただレアル・マドリードは、ウーデゴールをプレーに集中させるため、この夏の移籍の可能性を否定している。
それでもアーセナルはウーデゴールの動向を常に追っているということだ。そして可能性が高まれば、ミケル・アルテタ監督は22歳のこのアタッカーを全力で獲得に行くはずだと予測する。
東京オリンピック日本代表の久保建英は、同じく左利きの攻撃的MFであり、10代からレアル・マドリードのレンタル組として戦ってきた点で共通する。20歳のレフティにとっても、一つ参考になる、将来や今後に関わってくる、気になる動向ではある。
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[文:サカノワ編集グループ]