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レアル・ソシエダが久保建英の獲得を希望、条件は…「三度目の正直なるか」

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

レアル・マドリードから完全移籍も!? 

 スペイン1部レアル・ソシエダが、レアル・マドリードが保有権を持ち昨季RCDマジョルカでプレーした日本代表MF久保建英の獲得を狙っている。スペインメディア『アス』が6月22日に報じた。

 記事によると、レアル・ソシエダのスポーツディレクターであるロベルト・オラベ氏が久保を以前から評価。「仲介人に状況を聞き、三度目の正直での獲得なるか確認している」という。

 ソシエダは以前から久保獲得に名乗り出てきたが、この2シーズン実現できなかった。ただクラブは、2年前はビジャレアルが非常に高額な条件を提示したため、また昨季は久保自身がより出場機会を求めていたうえでマジョルカを選択したことに理解を示す。

 オラベ氏は久保について「これから飛躍し偉大なサッカー選手になると確信している」と、その素質、将来性を高く買っているそうだ。また戦力的に、カップ戦との連戦が続くため、ダビド・シルバ、ミケル・メリーノとのローテーションも可能になると見る。何よりイマノル・アルグアシル監督のスタイルとも相性が良いはずだと強調している。

 ただし、具体的な交渉はこれから。4シーズン連続のレンタル移籍になるのか、あるいは完全移籍になるのか分からない。2027年までの複数年契約でのオファーが出されているという報道もある。いぜれにせよ、「契約を成立させるためには、レアル・マドリードで稼いできた年俸を下げることが条件になる」ということだ。

 レアル・ソシエダは2021-22シーズン、17勝11分10敗(40得点・37失点)の勝点62で6位。繰り上がりで新シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を得ている。

 また今月21歳の誕生日を迎えた久保は昨季リーグ27試合・1得点、公式戦通算30試合・2得点を記録。日本代表では18試合・1得点を決め、11月に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)での活躍も期待される。

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