バルサ退団のメッシ、明日エッフェル塔でプレゼンテーション。フランス到着、パリSG加入決定へ
バルセロナ退団の記者会見に応じたリオネル・メッシ。 (Photo by Eric Alonso/Getty Images)
家族と飛行機で移動、このあとメディカルチェック。
FCバルセロナ退団の決まったアルゼンチン代表MFリオネル・メッシが8月10日、フランス1部リーグのパリ・サンジェルマンに加入することが決定的となった。メッシは家族5人で飛行機に搭乗し、「5人一緒に新たな冒険へ」とメッセージを添え、その様子をSNSで発信した。
スペインメディア『アス』によると、メッシは現地10日にパリSGでメディカルチェックを受けて、早ければ現地時間の夜にも加入が発表される。そして11日、エッフェル塔で、加入のプレゼンテーションが行われるということだ。
契約は2年、年俸は最低3500万ユーロ(約45億3000万円)。ただ、メッシの獲得によって、パリSGはUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)のファイナンシャルフェアプレーに抵触する可能性もあり、選手の放出を余儀なくされるという。
34歳のメッシはこの夏、アルゼンチン代表のキャプテンとしてコパ・アメリカ(南米選手権)を制覇。バルサとは2020-21シーズン限りで契約満了を迎えていたが、新たに5年契約を更新することで基本的に“合意”していた。
ところがメッシが契約を結ぼうとした当日、スペインリーグの規約である「チーム年俸(コスト)制限」による、「構造的な問題」が障壁になり、メッシが50パーセントの減俸を呑むだけでは、この条件を満たせないことが分かった。
そのためメッシとバルサは、契約を結ばないことを決めた。
バルセロナは次のように声明を発表していた。
「FCバルセロナとレオ・メッシの間で基本合意し、両者は今日中に新契約を結ぶ明確な意思を持っていました。しかし経済的・構造的な障害(リーガエスパニョーラの規定)のため、正式な契約を結ぶことができなくなりました。この状況を踏まえ、リオネル・メッシがFCバルセロナとの関係を継続できなくなりました。選手とクラブともに、希望を叶えられないことに深く残念に思います。バルサはクラブの発展に貢献した同選手に感謝し、人生の成功を願っています」
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[文:サカノワ編集グループ]