G大阪FW中村敬斗がオーストリア1部強豪に完全移籍。ジュニオルスへの期限付き移籍を経て。東京五輪世代の有望株!
中村敬斗。(C)SAKANOWA
昨季リーグ4位のLASKリンツに加入、「『魅せろ 進化し続ける才能』この言葉を胸に」。
J1リーグのガンバ大阪はFW中村敬斗(NAKAMURA Keito)が8月11日、期限付き移籍先のオーストリア2部FCジュニオルスOÖとの契約を解除し、 オーストリア・ブンデスリーガ1部LASKリンツに完全移籍することが決まった。同日付で契約が履行された。
中村は2000年7月28日生まれ、千葉県出身、21歳。180センチ・75キロ。右足、A型。
キャリアは、高野山SSS ― 柏イーグルス ― 柏レイソルジュニア ― 高野山SSS ― 三菱養和巣鴨ジュニアユース ― 三菱養和SCユース ― ガンバ大阪 ― FCトゥウェンテ(オランダ/期限付き移籍) ― シント=トロイデンVV(ベルギー/期限付き移籍) ― ジュニオルス(オーストリア・期限付き移籍) ― リンツ。
昨季はオーストリア2部でリーグ3試合・2得点・1アシストを記録していた。
リンツは昨季オーストリアリーグ4位、オーストリアカップ準優勝。2019年U-20ワールドカップにU-20日本代表として臨んだ東京五輪世代の有望株の一人である中村には、優勝へ牽引するような活躍が期待される。
中村はG大阪を通じて、次のようにファンとサポーターへメッセージを届けている。
「この度、私はオーストリア1部のLASK LINZへ完全移籍をすることになりました。LASK LINZ で活躍できるように、これからもさらに精進してまいります。
私は17歳でガンバ大阪に加入し、トップチーム の宮本元監督からはプロの厳しさを、ガンバ大阪U-23の實好元監督と、森下元監督からは、自分らしさを失わずに自分を信じることの大切さを教えていただきました。
ヨーロッパで順風満帆にいかない時でも、私が自信をなくさず不屈の精神でいられるのは、ガンバ大阪での経験があるからです。私は17歳でJ1リーグ開幕戦 デビューを果たしましたが、その後プロとして未熟だったため、J3リーグのベンチからやり直すことになりまし た。
今の私はガンバ大阪でのこの経験が、自分はどんなことが起きても必ず這い上がれるという自信に繋がって います。17歳、18歳という若さで、プロとしてガンバ大阪で経験した全てが私の財産です。
私はガンバ大阪でプロになれたことを、大変誇りに思っています。ガンバ大阪のチームメイト、スタッフ、関係者、そして応援してくださっているサポーターの皆さん、デビューしてからこの期限付き移籍期間を含めての3年半、変わらず温かく見守ってくださり、本当にありがとうございます。
ガンバ大阪U-23の時に作って頂いた横断幕のキャッチコピー 『魅せろ 進化し続ける才能』 この言葉を胸に、これからも目の前の一瞬一瞬を大切に歩んでいきます」
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[文:サカノワ編集グループ]