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長友佑都のジェノア移籍、現実味増す「それは序章だった」

長友佑都。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

22歳のドイツ人左サイドバックがビーレフェルト移籍。

 フランス1部リーグのオリンピック・マルセイユを退団してフリートランスファーになっている日本代表DF長友佑都だが、これまで噂されてきたイタリア・セリエAのジェノアCFCへの移籍が現実味を増してきた。

 ジェノアの情報専門サイト『ラボチェロッソブル』によると、アタランタBCから2020年9月から2シーズン(2022年6月まで)のレンタル期間でプレーしてきた22歳のドイツ人左サイドバックのレナート・チボラが、ドイツ・ブンデスリーガのアルミニア・ビーレフェルトへ移籍することが決定的となった。今週末にセリエA開幕を迎え、ジェノアは21日(日本時間22日1:30)にまずインテル・ミラノと対戦する。それだけに、まさかのこのタイミングでの選手流出に、やきもきしているという。

 ただ、同メディアはその動きを察して長友の調査を進めていて、「(チボラ移籍は)長友を獲得するための序章でもあったのだろう」と伝えている。

 ジェノアはこの移籍市場で決して上手くいっていると言えず、市場最終日までまだ動きがあるのは確実だと見ている。

 長友はフリートランスファーの身であり、市場が閉まってからも獲得可能な選手ではある。ジェノアはまず獲得可能な他クラブ所属の選手にアタックをかけるのか? とはいえ、そうしている間に、長友が別クラブと契約を結んでしまうこともあり得る……。そのあたりは駆け引きになるが、長友が待望していたと言われる、イタリア復帰が近づいていると見ていいようだ。

 この移籍が実現すれば、ジェノアでの日本人選手は、1994-95シーズンにプレーした、54歳のJ1リーガー、キングカズこと三浦知良(横浜FC)以来26年ぶり二人目となる。

 トルコ1部ガラタサライSKを退団した長友は、昨季フランス1部マルセイユと1年契約。リーグ25試合・1アシスト、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)2試合・0得点など、公式戦通算29試合・1アシストを記録していた。

 長友に関しては他に、JリーグのFC東京、ヴィッセル神戸も獲得への関心を示していると言われてきた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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