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堂安律がホッフェンハイム移籍へ「監督と直接話し合い、波長が…」

堂安律。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ナーゲルスマンが出世を果たした実力派クラブ。

 日本代表と東京オリンピック日本代表に選ばれてきたオランダ1部リーグPSVアイントホーフェンが保有権を持つMF堂安律が、ドイツ1部TSG1899ホッフェンハイムへの移籍に向けて協議をスタートさせたという。『スカイ』が報じた。

 堂安はPSVが保有権を持つものの、昨季アルミニア・ビーレフェルトに期限付き移籍。1部残留決定弾を決めるなど活躍したものの、ビーレフェルトは完全移籍のための500万ユーロ(約6億5000万円)の違約金(移籍金)をPSVに支払えないとして買い取りオプションを行使せず。堂安の保有権は一旦、PSVに戻っていた。

 これまでオランダメディア『フットボール・インターナショナル』、『シュポルト・ブッツァー』は、1.FSVマインツ05、アイントラハト・フランクフルト、VfLヴォルフスブルク、そして同2部のハノーファー96が獲得を検討していると報じていた。

 そうしたなか『スカイ』は8月19日、独自情報として、堂安がホッフェンハイムのセバスティアン・ヘーネス監督と直接話し合いを行ったと伝えている。そして「両者はとても波長が合い、この移籍を実現したいと考えているようだ」と、一気に移籍実現が近づいていると見ている。

 今後の課題は、PSVがどのような条件を設定するか。また、堂安を迎え入れる態勢を整えられるか。完全移籍、あるいは買取オプション付きの1年間のレンタルになる見込み。もしもホッフェンハイムが堂安を迎え入れるのであれば、選手1~2人の放出を余儀なくされるという。

 今季34歳の若さにしてバイエルン・ミュンヘンを率いることになったユリアン・ナーゲルスマンが、出世を果たしたのがこの人口わずか3250人の街であるホッフェンハイムだ。ピッチ脇に全員で練習をチェックできる特大モニターが設置され、5レーンやゾーンを分けた練習場も整備されている。実際、2016-17シーズン4位、17-18シーズン3位と躍進を遂げている。

 現在39歳のヘーネス監督が7月に途中就任した昨季は11位。そして今季開幕のアウクスブルクFC戦は4-0の快勝を収めている。

 東京オリンピック日本代表で「10番」をつけて全6試合に先発した23歳のレフティが、多くの若手選手を育て上げてきた実力派のチームに加わることになるのか――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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