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【C大阪】小菊昭雄監督が初陣ダービー勝利「育成の時からガンバ大阪には常に勝ちたいと思ってきた。運命的であり素晴らしい勝利」

G大阪戦のあとオンラインの取材に応じた、C大阪の小菊昭雄監督。協力:ガンバ大阪

松田陸のゴールで浦和戦以来、約4か月ぶりの無失点勝利!

[J1 27節] G大阪 0-1 C大阪/2021年8月28日/パナソニック スタジアム吹田

 レヴィー・クルピ前監督とマルテ前コーチの契約解除に伴いトップチームコーチから昇格したセレッソ大阪の小菊昭雄監督が8月28日、ガンバ大阪との「大阪ダービー」で初めて指揮を執り、松田陸のゴールで1-0の勝利をもたらした。C大阪はリーグ2試合ぶりの勝点3。4月18日の10節・浦和レッズ戦(〇1-0)以来の無失点勝利となった。

 小菊監督は試合後のオンラインによる取材で、次のようにこの試合を振り返った。

「準備期間が短いなか、選手たちがメンタル面、コンディション面、全てを整えてくれて、この一戦へ良い準備をしてくれたお陰で勝利できました。選手のみならずスタッフも全員がこの試合に向けて本当に一生懸命に取り組んでくれました。選手・スタッフ全員に感謝の気持ちを伝えたいです」

 そのようにチーム一丸での勝利を強調した。しかも監督としての初戦が“最大のライバル”G大阪に。しかも実に約4か月ぶりとなるウノゼロ(1-0)の勝利となった。

「やはりガンバ大阪は、私の中でも特別なチーム。育成の時からずっとガンバ大阪に勝ちたい、常に勝ちたいと、その思いでやってきました。初陣がガンバ大阪と運命的で、そのゲームで素晴らしい内容により素晴らしい勝利を収められて、本当に嬉しく思います」

 46歳の指揮官は、そのように喜びを噛み締めた。そして一方、感謝を惜しまなかった。

「時間が足りないなか、スタッフが寝る間を惜しんで映像をまとめ、リスタートのいろんなアイデアを出してくれたりして、本当に選手・スタッフ全員で掴んだ勝利だと思います。そして選手たちは現在の課題にしっかり向き合って取り組んでくれました。それが今日の内容につながったと思います。選手には本当に感謝しています」

 C大阪が再びここから上昇できるか――。激動のなか弾みをつける大きな1勝になったことは間違いない。

 小菊監督は1975年7月7日生まれ、兵庫県出身。これまでC大阪のU-15コーチ、U-12/U-13監督、統括部スカウト担当、トップチームのアシスタントコーチ、コーチ、ヘッドコーチなど歴任してきた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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