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「ここからがスタート」冨安健洋がアーセナル移籍と日本代表・中国戦を語る

カタールからオンラインで取材に応じた日本代表の冨安健洋。協力:日本サッカー協会

オマーン戦をチェックし、「メンタル的にアグレッシブさが足りなかったのかなと思いました」。

[W杯 アジア最終予選] 中国 – 日本/2021年9月7日18:00(日本時間8日0:00)/カタール・ドーハ

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、ホームでのオマーン代表戦を落とした日本代表が9月3日、無事カタールに到着。今度はアウェー(パンデミックの影響を鑑み中立地開催に)で中国代表と対戦する。

 イタリア・セリエAのボローニャFCからイングランド・プレミアリーグのアーセナルFC行きを決めたDF冨安健洋は、その移籍の関係でオマーン戦への参戦を見送り、直接カタール入り。この中国戦のみエントリーする。

 そして冨安が3日にオンライン取材に応じ、アーセナル移籍決定を受けての心境について、次のように語った。

「チームが変わり、また新たなスタートだと感じています。ずっと目指してきた舞台。加えてアーセナルという世界的なビッグクラブに入団できて嬉しく思っています。本当にここからです。ここからがスタートだという気持ちのほうが強いです」

 ボローニャでの2シーズンでステップアップを遂げた。しかし本人は決して満足してこなかったという。

「今までケガのない選手としてやってきたのですが、イタリアに行ってからケガも多く、4、5回筋肉系の負傷をして、コンディション的にもよくなくて100パーセントでできない、納得のいくパフォーマンスもできていなかったので、この移籍でポジティブな方向に向かわせたい。向かわせないといけないと思っています」

 そして、このオマーン戦への参加を見送ったことで、今回の移籍も実現できたという。

「日本サッカー協会や(森保一)監督と話をして、ヨーロッパに残らせてもらい感謝しています。そうでなければ移籍できていなかったと思うので、そこの判断をしてくれた協会と監督に感謝しています。

(オマーン戦について)難しい展開でした。試合を見ましたが、苦しい展開のなかで負けてしまいました。内容が悪くても結果は譲らないということが、この最終予選では必要になってきます。もちろん内容が伴えば一番いいですが、中国戦は勝つことが大切だと思います。(映像を見た感想は?)90分間消極的で、ミスをしないようにと言いますか、メンタル的にアグレッシブさが足りなかったのかなと思いました」

 そして4日後に迎える中国戦に向けて、ディフェンダーではあるが向かっていく姿勢を貫き、「アグレッシブさや積極性を大切にしたいです」と意欲を示した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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