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「カフーの再来だ」冨安健洋へアーセナルのファンが期待を膨らます

冨安健洋。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

自身は「ここからがスタート」と気を引き締める。

[W杯 アジア最終予選] 中国 0–1 日本/2021年9月7日18:00(日本時間8日0:00)/ハリーファ国際スタジアム(カタール・ドーハ)

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、日本代表の冨安健洋は中国代表戦でセンターバックとしてフル出場し、1-0の無失点勝利に大きく貢献した。

 夏の移籍期間最終日「デッドラインデー」の8月31日にイタリア・セリエAのボローニャFCからイングランド・プレミアリーグのアーセナルFCへの移籍が決定。この中国戦を終えたあと冨安は、手続きなどを経てチームに合流することになる。

『フットボール・ロンドン』では、冨安獲得が決まった背景として、右サイドバックとセンターバックの両ポジションをこなせること、スピードと高さを備え空中戦の1試合平均の勝利数3.51は非常に高い数値であること、などを改めて紹介している。

 スペイン人DFエクトル・ベジェリンのレアル・ベティスへの移籍を受けて、急きょこのオペレーションは行われた。ただその時に備え、アーセナルがこの22歳のディフェンダーを調査していたことは確かだったようだ。

 レアル・マドリードから“再獲得”したノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール、SLベンフィカから移籍した期待の21歳のDFヌノ・タヴァレスらとともに、新シーズンの戦力として迎え入れられることになった。

 同メディアでは、そんな冨安へのグーナーのSNSでの期待の声も紹介している。なかには、ACミランなどで活躍した元ブラジル代表の“世界最高の右サイドバック”「カフーの再来だ」とのワクワクした気持ちが伝わる投稿も。熱心に中国戦をチェックしたというアーセナルファンの「世界3本の指に入るディフェンダーになれるぞ」という評価もあったそうだ。

 冨安自身は9月3日、日本代表でのオンラインによる取材に応じ、アーセナル移籍決定について、次のように決意を語っていた。

「チームが変わり、また新たなスタートだと感じています。ずっと目指してきた舞台でもあります。加えてアーセナルという世界的なビッグクラブに加入できて嬉しく思っています。ただ本当に、ここからです。ここからがスタートだという気持ちのほうが強いです」

「アーセナルの冨安」として臨んだ初戦、中国を無失点(枠内シュートなし)に抑える幸先良いスタートを切ってみせた。次なるステップはアーセナルデビュー――。その日が待たれる。現在リーグ3連敗中で最下位に低迷するアーセナルは9月11日・日本時間23時から、ノリッジ・シティFCと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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