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【日本代表 9月通信簿】最高点は伊東純也、最低評価「1」が4人、久保建英は…。心配なサイドの閉塞感

日本代表の久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

及第点「3」は2人のみ。内容が伴っていない、危機感を共有できていない点も不安材料に。

 サッカー日本代表がカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の9月2試合を終え、1勝1敗4位という厳しいスタートを切った。ホームでのオマーン戦で0-1の敗戦を喫し、カタール・ドーハでの中国戦は1-0の辛勝。森保一監督のもと、内容が伴わず、予選を突破してきた最近4大会とは全く異なる過酷な船出に。そのあたりの危機感を共有できていないあたりも心配されるが……。

 この9月シリーズ2試合の5段階評価での採点と平均採点をまとめた。最高点は2試合連続で右MFとして先発した伊東純也の「3.5」。及第点と言える「3」は、久保建英、冨安健洋の2人のみだった。

 一方、2試合に出場したなかでは長友佑都、原口元気、また1試合出場の室屋成、植田直通が最低評価「1」をつけた。エネルギッシュなプレーが求められるサイドで閉塞感が出てきている点は懸念材料に挙げられる。

 森保一監督は無所属の長友を2試合で起用するなど、これまで戦ってきたメンバーを信頼し、ほぼ固定している。もちろん、ほとんどがヨーロッパ組である新たな環境のなか、彼らに安心できるプレー環境を与えている感もある。一方、競争がなかなか起こらない、そのあたりの弊害も漂い始めている。

 今回2試合で出場したのは17人だった。

▼日本代表 
カタールW杯最終予選9月シリーズ通信簿

※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上。

pos
名前 オマーン戦 中国戦 平均点(採点/5段階)

GK
権田修一 2 3 2.5
DF
長友佑都 1 1 1
冨安健洋 × 3 3
植田直通 1 × 1
吉田麻也 2 3 2.5
室屋 成 × 1 1
酒井宏樹 2 × 2
佐々木翔 × - -
MF
柴崎 岳 2 2 2
遠藤 航 2 3 2.5
久保建英 2 4 3
鎌田大地 2 - 2
伊東純也 3 4 3.5
古橋亨梧 2 2 2
原口元気 1 1 1
堂安 律 2 × 2
FW
大迫勇也 1 3 2

×=出場機会なし
– =採点なし
太字は「3」以上

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[文:サカノワ編集グループ]

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