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日本代表の「最強布陣」を考察。大迫勇也は1試合戦限定、各ポジションにスペシャリスト。左SBがいない!?久保建英“スーパーサブ”か

(C)SAKANOWA

酒井宏樹が左SBに回るオプションも?

 日本代表がオランダ・ユトレヒトでキャンプを行い、カメルーン代表(9日)、コートジボワール代表(13日)との国際親善試合に臨む。今回は史上初となるヨーロッパ組のみのメンバー編成となる。また、大迫勇也はドイツ・ブレーメン州の規制(新型コロナウイルスの感染危険地域にいた者は5日間の自宅待機を要する)を受けて、カメルーン戦のみの参戦となることが決まった。

 初戦カメルーン戦はこれまで日本代表の軸を担ってきた大迫を中心とした布陣が組まれることになる。もちろん大迫も30歳になり、最近はヴェルダー・ブレーメンで出場機会を思うように得られずにいて、絶対的な存在とは言えなくなってきている。が、その実績や確実に計算の立つポストプレーなど唯一無二の役割を考えると、日本代表では、むしろここから不可欠な存在になり得るかもしれない。

 今回、大迫先発を前提とした、カメルーン戦に臨む日本代表の「最強布陣」を考えてみた。

 大迫が最前線、トップ下あるいは2トップの一角に南野拓実、ボランチは遠藤航と柴崎岳、そしてセンターバックには冨安健洋が入る――。

 このセンターラインは“当確”と見ていいだろうか。

 そして右MFは伊東純也か堂安律、いずれか調子の良いほうが起用されそうだ。久保建英はまず“スーパーサブ”として、両サイドのMF、あるいはトップ下で起用されることになるか。

 最も読めないのが左サイドバックだ。

 オリンピック・マルセイユの長友佑都がコンディション不良により今回、日本代表への参加を辞退した。ただ左SBを本職としている選手は限られる。カメルーン戦は、ハノーファーでは右サイドバックで出場している室屋成、ポルティモネンセで同ポジションでもプレー経験のある安西幸輝にチャンスが訪れそうだ。あるいは初選出の菅原由勢の抜擢もあるか。もしくは彼らが右サイドバックで起用され、酒井が左に回るオプションも試される可能性もある。

 ある意味では、“欧州組限定”の選手たちの真価が問われる2試合になる。カメルーン戦は、彼らのプライドと何より「結果」が問われる一戦になる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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