【浦和】西大伍MF構想、リカが言及「彼は言った。魂はシャドーやボランチに近いものがある」
西大伍。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
酒井宏樹との併用&共存へ。
[J1 28節] 横浜FC – 浦和/2021年9月11日18:00/ニッパツ三ツ沢球技場
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が9月10日、翌日の横浜FC戦を前にオンラインによる記者会見に臨みメディアからの質問に答えた。
このほどオーバーワークの懸念から日本代表の活動から離脱して休養が与えられた酒井宏樹が戦列に復帰。そして西大伍も同じくチームに合流したあと、コンディションを上げてきている。二人の併用、そして共存に向けて、指揮官は西の今後の起用法について、次のように言及した。
「大伍は非常にポリバレントな選手です。先日の試合(ルヴァンカップ川崎フロンターレとの第2戦)は少しの時間出場しましたが(後半途中から出場、キャスパー・ユンカーのゴールにつながるクロスを放つ)、フィジカル的なところをこれからさらに上げていかなければいけないかなと思っています」
そのようにゲーム体力を上げている段階だという。一方、中盤での起用も今後はあり得ると説明した。
「本人の希望もあり、最近の練習では中盤でもプレーしています。最初の面談の段階で、自分はサイドバックとして今プレーしているが、魂はシャドーやボランチに近いものがあると言っていました。それに鳥栖戦の時のように、左サイドバックにも対応できます。攻撃的な部分を考えて、中盤で起用することも考えられます」
リカルド監督は西の状況に応じて最良の判断を下せるその能力を、最大限に活用したい意向である。一方、逆にリカルド戦術では、フリーでボールを受ける機会の多い右サイドバックでこそ、その能力が発揮できそうでもあるだけに、その活用法に注目していきたいところだ。
また、指揮官は酒井の横浜FC戦での起用の可能性について、次のように語った。
「非常に状態はいいと思います。練習公開日は試合に出た選手のリカバリーの日で、酒井選手はそのグループに入ってもらう予定でしたが、本人がボールを触りたいということで、次の日に向けて準備をするグループに加わりました。彼はプレーできる状態にあると思います」
「(横浜FC戦へ)プレー可能な状態にあります。何分プレーするかなどは決めていません。12月まで戦うことを考え、このタイミングで一度休ませることが必要だと判断しました」
これまでと全く違うチームになっていると、指揮官は横浜FCを警戒。それだけに、さっそく酒井、さらには西が勝点3を掴むための重要な存在となってきそうだ。
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[取材・文:塚越始]