大荒れ…両雄入り乱れ長谷部誠が制止!フランクフルトはフェネルバフチェと痛み分け、鎌田大地フル出場
ELのフランクフルト対フェネルバフチェ戦は大荒の展開に。 (Photo by Alex Grimm/Getty Images)
今季いまだ勝ち星なし。82分からイエローカード6枚が飛び交い、VARでゴール取り消しも。
[EL GS1節] フランクフルト 1-1 フェネルバフチェ/2021年9月16日21:00(日本時間17日4:00)/ドイチェバンクパーク
ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ(GS)1節、アイントラハト・フランクフルトはフェネルバフチェSKと1-1で引き分けた。鎌田大地はフル出場、長谷部誠はベンチ入り。フランクフルトは今季いまだ公式戦勝利なし。ただ、今回は勝点1を“命拾い”したと言える内容だった。
10分に元ドイツ代表のメスト・エジルに先制点を決められ、さらに劣勢が続いた。それでも41分、左サイドを打開したフィリップ・コスティッチのクロスをサム・ラマースが押し込み、フランクフルトが同点に追い付く。
後半には鎌田が勝ち越し点を決めたかに思われたが……VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で取り消しに。
そして試合終盤は大荒れとなる。
ケビン・トラップが相手のアタックを止めたかと思われたが、主審はPKを宣告。このキックが封じられたが、そのこぼれ球をフェネルバフチェが決めた。しかしVARを経て、キックの前にペナルティエリアのラインを越えていたとして取り消しに。
これだけにとどまらない。
そのあと、今度は後方からのファウルを受けたフェネルバフチェのブライト・オサイ・サムエルが激怒し、フランクフルトのクリスティヤン・ヤキッチの胸を突く。ブライト・オサイ・サムエルはイエローカードを受ける。
するとこの悪質な反則(一方でテクニカルファウルとも言えたが)、逆サイドにいたフェネルバフチェのベンチにいた選手たちが飛び出して、ヤキッチに詰め寄る。これでフランクフルトのベンチの選手・スタッフもピッチに出て、両チームが入り乱れる。長谷部は必死に仲裁しようと、両者の間に割って入っていた。
結局82分からイエローカード6枚、アディショナルタイムだけで4枚が出るという後味の悪い始末に。シュート数はフランクフルト5本(枠内3本)、フェネルバフチェ12本(同5本)と攻め込まれただけに、ホームチームとしては、前向きに捉えたいEL初戦での1ポイントとなった。
フランクフルトは19日(日本時間20日2:30)からVfLヴォルフスブルクとアウェーで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]