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骨に異常は…レアンドロ顔面殴打、名古屋の中谷進之介が検査結果を報告「あと少し内側だったら肘が目に直撃していた」

名古屋の中谷進之介。上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

自身の記者会見での発言について、「波風をたたせず、事に触れないという選択はできませんでした」。

[J1 32節] FC東京 1-1 名古屋/2021年9月23日19:03/味の素スタジアム

 J1リーグ32節のFC東京対名古屋グランパス戦、FC東京のFWレアンドロから顔面殴打の被害を受けた名古屋のDF中谷進之介が9月24日に病院で検査を受け、骨に異常がなかったことをSNSで報告した。また、反響の大きかったオンラインによる記者会見での発言について、自身もその影響について認識する一方、「故意か故意じゃないかは分かる」「誇りあるJリーグを作り上げるためにも」と、改めてフェアプレーを訴えた。

 中谷は自身のツイッター(アカウントは @nshinno )で3通に分けて、次のように発信した。

「名古屋ファミリーの皆様そしてJリーグを愛する皆様へ

 本日病院に検査に行き顔の骨に異常はありませんでした。傷はあるのでそこがよくなることが最優先ですね。

 家族からも言われましたがあと少し内側でしたら肘が目に直撃だったのでホッとしています」

 そのようにまず検査結果を報告。そして続ける。

「昨日の会見に関して賛否両論あると思います。

 問題を表面化せず時間が解決するのを待つのが日本の社会。発言することで発言者が不利になるのでみんな意見を言わなくなる。

 昨日に関しては波風をたたせず、事に触れないという選択はできませんでした」

 そうした逡巡した気持ちを踏まえ、最後の3通目で、次のように訴える。

「例えば、競り合い時に肘が当たってしまう。フットボールをしていたら起こりうる事です。

 今までの試合で僕も当ててしまったことはあると思います。ただ選手も故意か故意じゃないかはわかる。誇りあるJリーグを作り上げるために、もう一度リスペクトの気持ちと共に進んでいくべきだと感じています」

 レアンドロは昨年10月のガンバ大阪戦、相手チームからの申し立てを受けて、同じような二度の悪質な行為により、Jリーグ規律委員会から3試合の出場停止と30万円の罰金が科されている。

 今回、プレッシングに行ったレアンドロが、右肘から先を顔面の高さに突き出したまま中谷に突進。最後は肘から先を相手に投げ出し左目付近に負傷を負わしている。主審は当初カードなしのファウルとしていた。しかし「退場の可能性」があるためVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。OFR(オン・フィールド・レビュー)を経て、主審からレアンドロにレッドカードが提示された。

 一方、FC東京の長谷川健太監督は試合後の記者会見で、この件について「報復でやったわけではないということだけは、分かっていただきたい。勢いあまって当たってしまったと思っています」と弁解している(Jリーグ公式サイトより)。

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[文:サカノワ編集グループ]

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