【浦和】リカ監督が語るユンカー復活のシナリオ「レベルの高さは分かっている」
浦和のFWキャスパー・ユンカー(天皇杯、富山戦より)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
チーム最多8ゴール。最近は途中出場が続く。
[J1 30節] FC東京 – 浦和/2021年9月25日15:00/味の素スタジアム
J1リーグ浦和レッズは9月25日、FC東京とアウェーで対戦する。リカルド・ロドリゲス監督が前日にオンラインによる記者会見を行い、この試合への抱負を語った。また、そのなかで、最近スーパーサブ的な存在になっているキャスパー・ユンカーについて、コンディションをどのように見るのか? その質問に次のように答えた。
「彼は来日直後から、チームに貢献してくれています。合流した当初はコンディションがあまりよくありませんでしたが、そこが徐々に上がっていきました。
オリンピックの中断前後で、ちょっとしたケガがあり違和感を覚え、頬を骨折しました。8月は試合に絡んでいましたが、フィジカルコンディションはあまりよくありませんでした。その中でルヴァンカップのフロンターレ戦があり(アウェーでの第2戦、起死回生のゴールを決める)、ケガのリスクが高いことでスタートには入れませんでした」
そのうえで、ここからユンカーにとってもポジションを巡る争いがあると語る。
「そして、代わりにプレーした選手が非常に好調でした。良かった選手たちがプレーし続けるのはフェアな判断だと思っています。
その間、キャスパーもトレーニングを続け、コンディションを上げてきています。これからも試合に出て貢献してくれると思っています。
ずっと出ていた選手がサブという立場になり、彼にとっても簡単な状況ではないと思いますが、私たちもしっかりサポートしながら、再度ピッチに立った時に貢献してもらえるコンディションにしておきたいと思っています」
同時に、リカルド監督はスターティングメンバーに再び食い込んでこれるはずだと期待を寄せる。
「彼のパフォーマンスやレベルの高さは分かっていますし信頼しています。常に同じ11人だけで戦うことは難しいですし、ポテンシャルの高い彼がプレーした時は必ず貢献してくれると思っています」
ユンカーはリーグ16試合出場、チーム最多8ゴールを記録。最近は3試合先発したあと2試合連続で途中出場となっている。
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[文:塚越始]