魂を焦がしたダービー!冨安健洋が鋼の守備、ソン・フンミン意地の一撃。デュエル勝利数は!? アーセナル、トッテナムに3-1勝利
ソン・フンミンとマッチアップするアーセナルの冨安健洋。 (Photo by Clive Rose/Getty Images)
デュエルは8回中5回勝利。
[プレミアリーグ 6節] アーセナル 3-1 トッテナム/2021年9月26日3:30(日本時間27日0:30)/エミレーツ
イングランド・プレミアリーグ6節、アーセナルFCが3-1でトッテナム・ホットスパーFCとの「ノース・ロンドンダービー」を制した。アーセナルの日本代表DF冨安健洋は4-2-3-1の右サイドバックでフル出場。スペイン代表ブライアン・ヒルと韓国代表ソン・フンミンの重圧を跳ね返し、同サイドを崩されて1失点を喫したものの、堂々のパフォーマンスでダービー初勝利に貢献した。
「感情的にもいつもと異なり、サポーターにとっても、どれほど意味があるか知っています。普段以上にヒリヒリするゲームであり、少しだけ異なるスキンでプレーする必要があるでしょう」
そうミケル・アルテタ監督が語っていたホームチームが、立ち上がりからフルパワーでスパーズに襲い掛かる。そして12分、高速のショートカウンターから、21歳の「10番」エミール=スミス・ロウが切り裂くアタックから先制。さらに27分、今度はロングカウンターからスミス・ロウのマイナスのパスをエースのピエール=エメリク・オーバメヤンが決めて2点目をもたらす。
アーセナルの勢いは止まらない。右サイドから仕掛けたブカヨ・サカがペナルティエリア内でこぼれたボールをねじ込んで3点目。前半でまさかの3点差をつけて、折り返すことに成功した。
後半は修正を施したトッテナムが反撃に転じる。序盤は耐えていたアーセナルだがやや受け身になる。すると79分、アーセナルの右サイドを打開され、味方が倒れたスペースを埋めるため冨安は引き出される形になって、ヒルの高速クロスをソン・フンミンが押し込み意地の1点――。
それでもアーセナルが守り切り、3-1の勝利を収めた。
冨安は時にヒルとサイドに流れてくるソン・フンミンの二人と対峙する機会も少なくなかった。ただ、決してゴールには近づけない力強い鋼の守備で対応。苦しい時間も耐えて、背中に受けるホーム大観衆の声援を力に変えて、勝利に導いた。守備時のデュエルは8回中5回勝利だった(ソン・フンミンは8回中2回)。
日韓代表の二人は試合後、握手をかわして健闘を称え合った。
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[文:サカノワ編集グループ]