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【森保ジャパンへの推薦状】左MFは三笘薫と南野拓実による正当な競争を促したい

東京オリンピック日本代表として戦った三笘薫。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

南野も本来はトップ下のプレーヤー。

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選10月シリーズ(7日サウジアラビア代表@アウェー、12日オーストラリア代表@埼玉スタジアム)に臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のメンバーが、間もなく発表される。

 今回も「サウジアラビア(中東)→日本」という時差6時間ある戦いを再び強いられる。そのうえで、このグループ最大のライバルであり2連勝中のサウジアラビア代表、オーストラリア代表に挑む。

 果たして、森保一監督はどのような陣容で、この最難関の2試合に臨むのか。

 一つポイントになるのが、9月の2試合で機能しなかった左MFだ。指揮官は4-2-3-1のシステムに固持。南野拓実が負傷離脱したなか、オマーン戦で原口元気、中国戦で古橋亨梧を起用したものの、いずれも孤立気味になり、周囲と連動するシーンを作り出せなかった。

 また、古橋を起用するのであれば、オーソドックスに2トップにすべきだったのではないかという意見も多いが、森保監督はスタイルを崩そうとしなかった。

 今回、南野拓実の復帰が予想される。が、リバプールFCではまだ公式戦1試合しか出場していない(そこで2ゴールと活躍した)。

 そこで推したいのが、東京オリンピック日本代表の三笘薫だ。川崎フロンターレから海を渡ったドリブラーは新天地であるベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでデビューを果たし、カップ戦でゴールも記録。次第に出場時間を増やしている。

 クラブの基本布陣は3-5-2。所属元のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCとの関係性があるとはいえ、なぜウイングを置かないクラブを選んでしまったのかという印象はあるものの、チームの武器にはなろうとしている。

 実際にフェリス・マッズ監督は「彼とそのことについて話し合っています。むしろ彼がいることで、私たちはたくさんのオプションを持つことができます」と話す。

 南野はやはり本来トップ下のプレーヤーと言える。日本代表で左MFに入ると、プレーが窮屈になってしまい、まだ決定的な存在にはなれていない。鎌田大地らとダブル・トップ下(2シャドー)のような起用法のほうが、より生きるか。

 左MFを配置する形にこだわるのであれば、森保監督には、二人に正当な競争を促すことを期待したい。

 日本代表は「実績重視」により、チーム内の競争が起きない停滞感を招いている。その空気を変える“入口”になり得るのが、この左MFの争いであるべきだ。

 ただ、サッカーは生き物であるという視点に立つのであれば、森保ジャパン発足から3年、3-4-2-1が選択肢から消えつつあるなか、システムについて新たな発想など、柔軟性も持たせられないだろうか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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