「西川選手が中央寄りに…」イニエスタがFK弾の駆け引きを明かす。神戸が5-1で浦和に勝利
神戸のアンドレス・イニエスタ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
大迫勇也とのコンビネーションも一気にフィット。
[J1 31節] 神戸 5-1 浦和/2021年10月2日15:03/ノエビアスタジアム神戸
J1リーグ ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが直接フリーキックとミドルレンジからの一撃と2ゴールを決める活躍を見せて、浦和レッズに5-1の勝利を収めた。
イニエスタが試合後にオンラインによる取材に応じ、FK弾の駆け引きについて、次のように明かした。
「西川(周作)選手が少し中央寄りにポジションを取っているのを見て、ファーサイドにチャンスがあると思い、そこを狙いました。(蹴る瞬間に)西川選手はニアのコースに少し動き、一方、ボールはいい軌道を描き、チームにとっても勢いに乗るゴールを決められて本当に良かったです」
また、この日は先発復帰したセルジ・サンペール、そして武藤嘉紀が上手く絡み合い、課題だった大迫勇也(移籍後初ゴールを奪取)とのコンビネーションも一気に噛み合った。そうしたなか大迫のポストプレーから、イニエスタの2点目のミドルも生まれた。
「大迫選手は素晴らしいプレーヤー。彼の高いクオリティをチームに存分に生かしてくれています。彼がボールを持つと、失われることはないと誰もが分かっています。そこで連係も上手くいきました。ゴールを決められただけではなく、本当に最高の試合をできたと思います」
大迫のゴール以外のプレーも高く評価する。
「ゴールを決めただけではなく90分間プレッシングを怠ることなく、チームのために走り続けて貢献し、素晴らしいゲームをしてくれたと思います。ゴールを決められたのは彼にとって、さらに重要なこと。これからもゴールを決めて、チームが目標達成するために貢献してくれると期待しています」
そしてイニエスタは継続が大切だと強調した。
「チーム全体としても最高のゲーム。全ての要素で相手を上回ることができました。こうした試合をACL出場権を獲得するためには続けていかなければいけないと強く思っています」
勝点57に伸ばした神戸は3位浮上、一方、勝点54の浦和は暫定で5位のまま。
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[文:サカノワ編集グループ]