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「許しがたい」吉田麻也が差別的ゼスチャーを受ける。一触即発サウジサポーターに詰め寄る…日本代表W杯アジア最終予選、JFAを通じてレポート提出へ

吉田麻也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

サウジアラビアのホームゲーム、「前回の予選の時もありました」。

[カタールW杯アジア最終予選 B組3節] サウジアラビア 1-0 日本/2021年10月7日(日本時間8日2:00)/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ(ジッダ)

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループB第3戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は0-1でサウジアラビア代表に敗れた。

 日本のキャプテンを務める吉田麻也はスタジアムでの試合後のインタビュー中、その目の前にいたサウジアラビアサポーターから差別的な行為を受け、そこまで詰め寄る場面があった。その様子がSNSで拡散され、話題を集めている。

 いったい何があったのか? 吉田は試合を終えたあとのメディア対応で、次のように語った。

「差別的なゼスチャーがあり、一回はっきり見ました。ただ、そこでは一度冷静になり、フラッシュインタビューも選手の大事な仕事の一つだと捉えているので、落ち着いてもう一度行くことにしました。

 もちろん彼らは耐え忍んでチャンスをものにした勝ったので、勝利に値し、それは素晴らしいことだと思います。ただ受け入れられないものは受け入れられません。前回の予選の時もそうだったので、ちょっと許しがたいと思いました。

 僕らはアジアカップでも、予選もホームでは勝っていますが、自分たちはリスペクトを欠いたことはありませんでした、日本のファンもリスペクトを欠く行為はありませんでした。非常に残念でした。

(その行為とは?)レポートを提出することになると思うので、ここでは控えます」

 また、自身の“責任発言”について、ここから全て勝つ覚悟である一方、次のように決意して臨むと言った。

「サッカーでは、監督やダイレクターは結果が出なければ変わってしまいます。選手はどちらかというと契約に守られているところはありますが、代表チームに関してはそういうものはありません。監督が変われば、選手も変わります。

 万が一、予選敗退してしまい、このチームの活動が終わってしまうのであれば、自分自身もそこが区切りになり、そんな不甲斐ない結果になってしまったらスッパリやめようと思います」

 最終予選1勝2敗とスタートに躓き、ここまで1得点しか決められずにいる日本はこのあと帰国。10月12日に埼玉スタジアムで、サウジアラビアとともに3連勝中のオーストラリア代表と埼玉スタジアムで対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]