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“キャプテン”長谷部誠フル出場、日本代表の鎌田大地は後半開始から投入。フランクフルト、ヘルタに敗れる

長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

負傷から復帰、ブンデスリーガでは開幕戦以来のスタメン。途中から4バックに変更。

[ブンデス1部 8節] フランクフルト 1-2 ヘルタ・ベルリン/2021年10月16日15:30(日本時間22:30)/ドイチェ・バンク・パルク

 ドイツ・ブンデスリーガ1部8節、アイントラハト・フランクフルトがヘルタ・ベルリンに1-2で敗れた。負傷から復帰した長谷部はキャプテンマークを巻いてリベロとセンターバックでフル出場。一方、日本代表の鎌田大地は後半開始から投入されたが、インパクトを残せなかった。

 長谷部はリーグ戦では2節アウクスブルク戦(△0-0)以来、今季3試合目の出場。先発出場は開幕のボルシア・ドルトムント戦(●2-5)以来だ。

 9月30日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のロイヤル・アントワープ戦(〇1-0)で今季初めてリベロで公式戦先発し、好プレーを見せたものの負傷により72分で交代に。その後はメンバー外となっていたが、このインターナショナルマッチデー明け、オリバー・グラスナー監督からキャプテンに指名されて、3バックの要に入った。

 一方、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の11月シリーズに参戦した日本代表の鎌田だが、今回はベンチスタートに。

 立ち上がりからバランスの悪いフランクフルトは、選手が引き出されたスペースをことごとく活用されてしまう。すると7分、長谷部が左サイドに出たところでクロスを放たれ、マルコ・リヒターに決められてしまう。

 その後もゴール前のスペースを使われてピンチを招く時間が続く。そこでグラスナー監督は、最終ラインを4バックに変更。そうすると徐々に挽回し、25分過ぎから、長谷部も最終ラインで先を読んだディフェンスからボール奪取に成功。さらに、求められている素早いパス回しから攻撃の始点となっている。

 一方、課題である攻撃面では、新加入の「9番」サム・ラマースと21歳のイェスパー・リンドストロムの2トップはボールが収まらず、どんどん押し込まれてしまっている。

 ハーフタイムを挟み後半開始から、リンドストロムに代わって鎌田が投入される。日本代表帰りの鎌田はセカンドボールに素早く反応するなど存在感を示す。が、2失点目を喫してしまうと、低い位置でボールを受けようとして、ゴールに向かう迫力も感じられず、推進力をもたらせなくなる。

 フランクフルトはPKで1点を返したものの、1-2で敗戦。中断前には王者バイエルン・ミュンヘンを1-0で打ち破ったとはいえ、攻撃のバリエーションがなくチャンスを作り出せずにいる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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