【松本】名波浩監督が求める「振る意識」。上門2ゴールなど岡山に0-3
名波浩監督(2019年撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
橋内は琉球戦で復帰か。
[J2 34節] 岡山 3-0 松本/2021年10月17日13:00/シティライトスタジアム
J2リーグの松本山雅FCがアウェーでファジアーノ岡山に0-3で敗れ、リーグ3試合負けなしのあと2連敗を喫した。
松本の名波浩監督は岡山戦のあとのオンラインによる記者会見で、まず次のように前半を振り返った。
「守備が非常に整っている(岡山の)オートマチックなオーガナイズを崩すには、その背後、それからボックス(ペナルティエリア)の中を冷静に突いて行く、そこでのラストパスも含めた精度を求めて攻撃を構築したいと思っていました。
守備のところでは、セカンドボールの奪い合いでまず負けないこと。(ミッチェル)デューク、上門(知樹)とダイナミックに動き、それからポストプレーの質が高い2トップにいかにボールを触らせないかがキーだったと思います。
オフサイドでの取り消しを含め、風の影響もあり前半は背後を使われたシーンがあり、そこで我々のゲームとしては重くなってしまいました」
そしてセカンドボールの競り合いで後手を踏んだ点も、「余裕を持って高い位置からマイボールでゲームを進められなかったところは反省しなければいけないところだと思います」と悔やんだ。
それでも風上の立つ後半、勢いを取り戻したかったところだが――。
「後半、風上だったのでシュートの意識を持つところで言うと、我々は(足を)振る意識がなくて、相手は石毛(秀樹)のシュートもそうですし、上門のシュートも、しっかり振る意識があったなかで追加点を取られてしまった。シュートの意識のところが、スコアの結果的に0-3と、大きく差が出てしまったと思います」
そのように、橋内優也も大事をとって欠場したなか(琉球戦の復帰は示唆)、ホームゲームで試合を動かす“ヒーロー”が出てこなかったことを、何より残念そうにしていた。
松本は10勝17分27敗の勝点31で22チーム中21位。今週末の24日、FC琉球とホームで対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]