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【日本代表】前田大然がベトナム戦へ抱負。高速アタッカー勢揃いの陣容「スピードは負けない。でもそれ以外、まだまだ勝てない」

前田大然。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

強気かつ謙虚に――。早い時間帯でのゴール攻略をポイントに挙げる。

[W杯アジア最終予選 B組 第5戦] ベトナム- 日本/2021年11月11日19:00(日本時間21:00)/ミーディン国立競技場

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選11月シリーズに臨む日本代表のFW前田大然(横浜F・マリノス)が11月8日、オンラインによる取材に応じて、3日後のベトナム代表戦に向けて抱負を語った。

 横浜FMでは直近のFC東京戦(〇8-0)でハットトリックを達成。今季リーグ通算21ゴールと得点ランク1位で、2位のレアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)に4点差をつける。勢いに乗ったまま、この日本代表の活動に合流した。

 前田は「チームで結果を残して代表に来たので、コンディションがすごくいいです。疲れは多少ありますけれど、上手くリカバリーしながら、しっかりやっていきます」と意欲を示した。

 近年力をつけるベトナム代表との対戦について、「苦戦してきたイメージがあり、それを払拭したい」と警戒。そのうえで、「堅い試合になることが多いので、早い時間に点を取れれば、そこで試合が動き、たくさん点も奪えると思います。自分が試合に出られれば、しっかりゴールを決めたい」と早い時間帯での先制点をポイントに挙げた。

 森保一監督とは東京オリンピック以来の共闘に。この約3か月間の進化を示す機会でもある。

「オリンピックでは僕を含め攻撃陣が全然点を取れなかったので、チームに帰ってからゴールへの意識がより強くなりました。取らなければいけない、という気持ちは強くなりましたが、チームあってこそ自分は決められています。それに自分が引っ張っていく、という気持ちも結果につながっていると感じています」

 そのように、よりゴールへの執着が増したと前田は強調する。

 また、古橋亨梧、浅野拓磨、伊東純也……。今回はスピードスターが揃う。

「スピードの部分では負けないと思っています。でも、それ以外のところで、まだまだ他の選手に勝てるとは思っていません。いろんなものを盗んでいきたいです。単純なスピードの部分、それを単純に繰り返せるのが自分の武器だと思うので、それをチームのために試合で使っていければいいかなと思います」

 全員集合できるのは試合2日前の10日になる。それだけに初日から活動に参加できるのはプラス材料だ。前田のハノイでの高速アタック炸裂に期待したい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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