【日本代表 採点】1アシストも南野拓実ら4人低評価「2」、伊東純也MOM。W杯アジア最終予選ベトナム戦
【MAN OF THE MATCH】伊藤純也(日本代表)
ほぼ「1ボランチ」こなした遠藤航も評価。ただし「個」の打開頼み、より顕著に。
[W杯アジア最終予選 B組] ベトナム 0-1 日本/2021年11月11日19:00(日本時間21:00)/ミーディン国立競技場
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループBの第5戦、日本代表がベトナム代表に伊東純也のゴールにより1-0の勝利を収めた。日本は3勝2敗で3位浮上。ただし攻撃の再現性がなく、伊東純也の「個」の打開力に依存した戦いで、辛うじて1点を奪うのみだった。
この試合に臨んだ日本代表の選手を「5段階評価」で採点した。
▼採点の見方
ポジション
背番号 選手名 採点
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上。
【日本代表:ベトナム代表戦]
▼先発
GK 12 権田修一 3
枠内シュート1本(被シュート6本)で、90分間、集中を切らさず。
DF 5 長友佑都 2(▽63分)
相手5バックに対し早目に前へ行き過ぎて詰まり、距離感が悪く左からの打開がほとんど見られなかった。
DF 16 冨安健洋 3
ロングボールを跳ね返すことに集中。3ボランチとの距離感など課題だが、無失点で切り抜けた。
DF 22 吉田麻也 3
力でねじ伏せ、最後はウノゼロを徹底。
DF19 山根視来 2
同サイドの前のポジションにいるのが伊東で、持ち味である縦や斜めに突き抜ける動きを今回は見せられなかった。サイドバックのどちらかに、タメを作れるタレントを置きたい。
MF 6 遠藤 航 4
ボールロストもあったが、アンカーというより「1ボランチ」と言える形で、複数人と対峙しながらも一人で上回り最後まで踏ん張った。
MF 17 田中 碧 2(▽75分)
セットプレーのキッカーも務めたものの、飛距離が足りず、日本の高さの優位性を引き出せなかった。所属先での悪い流れと連環するようなオフサイドで、伊東のスーパーゴールが取り消しに。
MF 13 守田英正 3(▽88分)
相手を潰し切るなど、悪くはなかった。ただインサイドハーフながら左サイドに張り出し時間を作っていたもののバランスが悪かった。次節は出場停止に。
MF 10 南野拓実 2(▽63分)
中央に位置取り、相手を引き出す。フリーのシュートは枠外へ。伊東の得点をアシストしたものの、このポジションが南野であるべき理由が見えてこない。
MF 14 伊東純也 4【MAN OF THE MATCH】
スピードと技術で圧倒。幻のゴールが認められていれば最高点「5」だった。
FW 15 大迫勇也 2(▽75分)
ベトナム相手に起点になりきれず、本調子にないのか、衰えなのか……。基本的には大迫にボールを収める戦いが確立されており、交代後は案の定、より「個=スピード」頼みが顕著に。
▼交代出場
MF 18 浅野拓磨 2(▲63分)
決定機になりかけたシーンも何度かあり、決め切ってほしかった。
DF 20 中山雄太 3(▲63分)
左サイドに守備の安定をもたらした。
FW 11 古橋亨梧 ―(▲75分)
スピードで相手を困惑させた。
MF 7 柴崎 岳 ―(▲75分)
展開も影響したとはいえ、ヨコパス、バックパスが多く、終盤の相手の勢いを助長させた感も。
MF 8 原口元気 ― (▲88分)
ハードワーカーとして試合を締める役割を担う。
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[文:サカノワ編集グループ]