イラク代表の新監督、元浦和のゼリコ・ペトロヴィッチ氏が就任。日本代表とPOで対戦も!?
ゼリコ・ペトロヴィッチ氏。 (Photo by Mark Thompson/Getty Images)
ディック・アドフォカート監督が退任。カタールW杯最終予選、現在6試合未勝利と苦しむ。
イラクサッカー協会(IFA)は11月24日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の成績低迷に伴い、サッカーイラク代表を率いるオランダ人、ディック・アドフォカート監督(Dirk Nicolaas “Dick” Advocaat)が退任したと発表した。後任には、2011年にJ1リーグの浦和レッズを率いたゼリコ・ペトロヴィッチ氏(Željko Petrović)が就任した。
イラク代表は現在、カタールW杯アジア最終予選A組で0勝4分2敗(3得点・9失点)と6試合勝ち星がなく、わずか勝点4で6チーム中5位に低迷していた。74歳になるアドフォカート監督はわずか3か月での退任に。チーム広報は本人からの申し入れによる辞任だと伝えている。このまま監督業を引退する可能性もある。
そしてアドフォカート監督のもとでアシスタントコーチを務めていたペトロヴィッチ氏が、イラク代表監督の後任になることが決まった。ペトロヴィッチ氏は浦和では結果を残せず、クラブの転換期になったとも言える2011年、未曾有の2部降格危機に陥らせた時の指揮官。同年10月に解任されている。
アドフォカート前監督は、現在イラク代表が若手への世代交代に直面していて、チーム作りが難しい時期にあったと語っていたという。また、3位のプレーオフ狙いであれば、まだ十分巻き返せると、ペトロヴィッチ氏の手腕に期待を寄せている。
B組に入る日本代表と、A組のイラク代表がそれぞれ3位になった場合、大陸間プレーオフに臨むためのアジア代表を決めるプレーオフで対戦する。
イラク代表はこのあと、アラブカップ2021に臨む。
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[文:サカノワ編集グループ]