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【浦和】興梠慎三が阿部、槙野、宇賀神との別れに「正直衝撃で悔しい思いでいっぱい」

浦和の興梠慎三。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

さらに柏木、武藤も今季途中に移籍。9年間ともに戦い、3つの主要タイトルをもたらす。

 J1リーグ浦和レッズの興梠慎三が11月29日、自身のツイッター(アカウントは @kshinzoreds30 )を更新して、今季限りでの引退が決まった阿部勇樹、そして退団する槙野智章、宇賀神友弥と、加入した2013年からともに戦い続けてきた仲間との別れを悔やむとともに再会を誓った。

 浦和のエースは次のように綴った。

「浦和にきて9年間共にチームの為、家族の為、そしてサポーターの為に戦ってきた仲間が今年で引退、退団。

 いつかは誰かが来るであろうと思っていたがそれが今年に来るとは正直衝撃で悔しい思いでいっぱいです。

 みんなと戦った9年間は僕にとって大きな大きな財産です。

 ありがとう。

 またどこかで!必ず!」

 3人に加えて今季途中には、同じく3つの主要タイトルを獲得してきた柏木陽介(FC岐阜)、武藤雄樹(柏レイソル)も退団。そのサイクルを一緒に戦ってきた西川周作のみが残り、同世代の中心選手が一気に抜けていった。

 自身もケガに苦しんだ今季は、これまでリーグ20試合・1得点、出場時間は482分。昨季まで続けてきた9年連続二桁ゴールの記録が途絶えることが濃厚に。過渡期にあるチームの中で、興梠の複雑な胸中もまたそのツイートから読み取れる。

 リカルド・ロドリゲス監督の中盤の構成力(ポゼッション)を高める戦術が次第に浸透するなか、ホーム今季ラストの清水エスパルス戦では、そのスタイルの現状の課題も改めて浮き彫りになった。そこで最前線のクサビとなってきたFWはどのように生かされていくべきか。

 このあとの天皇杯準決勝と決勝、そして来季へ――。リーグ最終の名古屋グランパス戦、チームとしても、興梠としても、先へとつながるヒントを掴みたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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