【サッカー日本女子代表】アーセナル岩渕真奈、池田ジャパン第一印象の“特長”を語る。なでしこ、オランダ代表と対戦へ!
オランダ戦前日練習に臨んだ日本女子代表の岩渕真奈。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「90分出る意識で準備はしています」
[国際親善試合] オランダ – 日本 /2021年11月30日(日本時間30日3:40)/カーズ・ジーンズ・スタディオン
池田太新監督が就任したサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)が日本時間30日3時40分から、オランダ女子代表と対戦する。FIFAランキングはオランダ4位、日本13位。
オランダは2019年の女子ワールドカップのベスト16で競り負けた相手。相手は準優勝を果たしている。
池田体制初の実戦。初陣となったアイスランド戦は0-2で落としている。オランダは26日にチェコで予定されていた女子ワールドカップ予選が悪天候のため翌日に延期されたため、この日本戦は移動込みの中1日という厳しい日程で臨む。試合も後半アディショナルタイムに辛うじてドローに追い付く内容だった。
それだけに戦力は大幅に落としてくると見られる。それでも強敵には変わりない。
キャプテンを任されることになった熊谷紗季(FCバイエルン・ミュンヘン)を筆頭に、足首のケガで調整していた岩渕真奈(アーセナル)、WEリーグで活躍中の菅澤優衣香(三菱重工浦和レッズレディース)ら、アイスランド戦で出場しなかった実力者が今回先発すると見られる。彼女たちの個のポテンシャルと池田監督のコンセプトの最初の融合が、オランダ相手にどれだけ形作れるかが注目点だ。
「スピードや迫力を持ってゴールに向かえる選手が多いと感じる」
チームに初合流した岩渕は、新チームの第一印象の“特長”についてそう語る。
オランダ入りしてから別メニューが続いていたが、オランダ戦2日前から本格的に練習へ合流し、新チームに慣れつつある。初戦は出場せずオランダ戦を見据えて取り組んできた。
「90分出る意識で準備はしてます」
「アイスランド戦では、まだまだ迫力や姿勢が足りていないと感じたので、自分がピッチに立った時はそこを意識しようと思います」
何とか間に合いそうだ。前日練習ではフィニッシュまで小気味良いテンポからゴールを決める岩渕らしさを見せていた。
いずれにせよパワーに加え最近はスピードと精度の高いテクニックも定評あるオランダと、どのように対峙して見せるのか。イングランドの名門アーセナルFCで揉まれてきた、そのプレーを存分に見せつけてもらいたい!
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[取材・文・写真:早草紀子]