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冨安へのファウルだ!マグワイアの腕極めが物議を醸す。アーセナル…マンUに屈す

マンUのサンチョとマッチアップするアーセナルの冨安健洋。 (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)

前へ入られて、明らかに進入を妨げていたが…。

[プレミアリーグ 14節] マンチェスター・U 3-2 アーセナル/2021年12月2日20:15(3日4:15)/オールドトラフォード

 イングランド・プレミアリーグ、アーセナルFCがアウェーに乗り込んだマンチェスター・ユナイテッド戦、2-3で逆転負けを喫した。アーセナルの日本代表DF冨安健洋は右サイドバックとしてフル出場し、対峙したイングランド代表FWジェイドン・サンチョ、CFのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドとマッチアップも繰り広げた。

 前半終了間際、同点に追い付かれた失点は、冨安のサイドを崩されてのものだった。アグレッシブかつ戦闘的に仕掛けてくる相手に対し、アラートの鳴るバイタルエリアでいかに上回り、相手を叩き潰していくのか課題を残した。

 一方、その失点直後のシーンが物議を醸している。

 前半アディショナルタイム、アーセナルの左サイドからのフリーキックのチャンス。マルティン・ウーデゴールのキックに対し、冨安がオフサイドラインぎりぎりで抜け出す。

 するとマークに付いていたマン・Uのイングランド代表DFハリー・マグワイアがペナルティエリア内で、前へポジションを取られた冨安の左腕を掴み、最後は引っ張って進入を妨害。冨安は転倒して、ファウルを主張した。

 しかし、目の前で見ていた主審はファウルを取らず。もちろんVARもチェックしていたはずだが、主審への進言はなかった。

 イギリスメディア『ギブ・ミー・スポーツ』はこのシーンについて、「アーセナルの冨安に対し、マグワイアは明らかなファウルで逃げた」と指摘。「信じられないことに、ここでVARが介入し、判定を覆すことはなかった」と疑問視している。

 マンチェスター・ユナイテッドの70分の決勝点につながったPKは、主審がまずノーファウルと判定して流していた。しかし、そのあとVARの介入により、ウーデゴールのフレッジへの後方からのファウルではないかと進言し、主審がOFR(オン・フィールド・レビュー)での確認により、PKを与えた(クリスチアーノ・ロナウドが決めた)。

 まさに冨安へのマグワイアの行為も、“ファウルの対象となり得るが、倒れるほどのテンションだったか微妙”という同様のシチュエーション。ただ冨安は明らかにプレーを妨げられていた。

 それだけに、アーセナルファンとしては、VARが平等にファウルと認定すべきだったのは――と嘆きたくなる。そんな納得のいかない微妙なシーンとなった。

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[文:サカノワ編集グループ]

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