「香川真司はレヴァンドフスより優れていた」ポーランドメディアが“逆転”を驚く
2011年5月14日、ブンデスリーガを制したドルトムントの(左から)香川真司、マリオ・ゲッツェ、ヌリ・シャヒン、 フェリペ・サンタナ、そしてロベルト・レヴァンドフスキ。(Photo by Christof Koepsel/Bongarts/Getty Images)
11年前、ドルトムントではカガワの控えがレヴィーだった。
「香川真司のほうがロベルト・レヴァンドフスキよりも優れている。香川こそ本当に素晴らしいキャリアを築くだろうと思われていた。しかし現在、レヴァンドフスキは世界トップのタレントとして君臨し続け、PAOKテッサロニキを退団した香川は『何度も失敗を繰り返し、ファンに、ごめんなさいと謝罪した』」
ポーランドメディア『SPORT.PL』は12月23日、バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキと元日本代表MF香川真司が、ボルシア・ドルトムントでチームメイトだった2010-11シーズン当時を回顧し、二人の対照的な現在地を過去の記事をリライトする形でレポートしている。
ポーランドのジャーナリストであるローマン・カルトン氏は2010年の段階で、こう語っていたという。
「カガワはダイヤモンド、スーパーなタレントだ。レヴァンドフスキもそのような力を持っていればいいのだが。香川は才能を有しているものの、レヴァンドフスキはそうとは言えない」
ユルゲン・クロップ監督(現・リバプールFC)のもと、セレッソ大阪からドルトムントに加入した香川はトップ下のレギュラーとして一世を風靡。一方、レフ・ポズナンから加入したレヴァンドフスキは香川とセンターフォワードのルーカス・バリオスに次ぐアタッカー陣のサブの存在だった。そして香川やマリオ・ゲッツェを中心に、ドルトムントは2010-11シーズンにリーグ制覇、翌シーズンには2冠を達成してみせた。
その時点でレヴァンドフスキが世界最高のストライカーになるとは誰も予想していなかった、というのだ。
そして香川のそこからのキャリアを詳しく追っている。マンチェスター・ユナイテッドでの成功と挫折のあとドルトムントに復帰。しかしベジクタシュJK、レアル・サラゴサ、そして今季わずか1試合しか出場できずに去ることになった今回のPAOK……この退団劇を残念だと嘆く。
中田英寿は各国で活躍し、現在は冨安健洋(アーセナルFC)、久保建英(レアル・マドリード→マジョルカ)もいるが………。21世紀に最もインパクトを残した日本人選手と言えば、やはり“Shinji KAGAWA”だった――。
そのようにレヴァンドフスキより一つ年下の32歳であるアタッカーの逆襲に期待も寄せている。
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[文:サカノワ編集グループ]