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【浦和】ついに発表、興梠慎三が札幌へ期限付き移籍「引退も考えたが、もう一度もがいてみたい」「一つでも多くタイトルを取りチームの歴史に名を刻めれるように頑張る」

興梠慎三。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

昨季まで前人未踏のリーグ9年連続二桁ゴールを記録。「自分を必要としてくれるクラブからオファーをいただき――」

 J1リーグの浦和レッズは12月29日、FW興梠慎三(KOROKI Shinzo)が北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍することが決まったと発表した。移籍期間は2023年1月31日まで。この期間中、興梠は浦和との全ての公式戦に出場できない。

 興梠は1986年7月31日生まれ、宮崎県出身、35歳。175センチ・72キロ。これまでのキャリアは、宮崎東サッカースポーツ少年団 ― 東大宮中学校 ― 鵬翔高校 ― 鹿島アントラーズ ― 浦和レッズ。2021シーズンはJ1リーグ20試合・1得点、ルヴァンカップ7試合・1得点、天皇杯3試合・0得点。昨季まで前人未踏となるリーグ9年連続二桁ゴールを決めていた。

 興梠は浦和のファン・サポーターへ次のようにあいさつをしている。

「9年間、本当に熱い応援ありがとうございました。

 今年1年、何一つチームに貢献できなかったことを大変申し訳なく思っています。

 今回、期限付き移籍という形で移籍することが決まりました。

 今年はなかなか試合に出場できない時期が続き、自分自身このまま引退ということも考えましたが、自分を必要としてくれるクラブからオファーをいただき、もう一度真剣にサッカーと向き合い、もう一度もがいてみようと思いました。

 自分のわがままを受け入れてくれたクラブには大変感謝しています。

 この浦和レッズでファン・サポーターとともに闘ってきた 9 年間は、本当に自分にとって大きな財産になりました。この決断に悔いはありません。

 少しでもピッチに立っている姿をみなさんに見せられるように頑張ります。 本当にありがとうございました。 また必ず」

 一方、札幌のファンとサポーターに向けて、次のように決意を示す。

「浦和レッズから期限付き移籍できました興梠慎三です。またミシャとサッカーができること大変嬉しく思います。

 この移籍で大事な家族、大事なクラブから離れてこのクラブにやってきました。生半可な気持ちでこのクラブにやって来たわけではありません。

 一つでも多くタイトルを取りチームの歴史に名を刻めれる様に頑張りたいと思います。最初から応援してもらえるとは思っていません。結果を残して応援される選手になれるように頑張ります」

 西野努テクニカルダイレクターは次のようにコメントしている。

「チームの将来、選手個人のキャリア、そして選手を応援して下さるファン・サポーター、パートナー企業の方々、 全ての皆さまにとって結果的にベストな決断とするべく、このたび、興梠慎三選手を期限付き移籍させることを 決断いたしました。1年後にこの期限付き移籍が、浦和レッズにとっても選手個人にとってもベストな選択だったと言えるよう、選手と共に継続して努力してまいります」

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[文:サカノワ編集グループ]

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