【浦和】高卒ルーキー木原励、プロ1年目は「土台づくり」と「5ゴール」が目標。ユースから昇格のDF工藤孝太「成長した姿を見せる自信ある」
新ユニフォームを着て登場した浦和の木原励(左)、工藤孝太(右)。(C)URAWA_REDS
「できないところがたくさん。そこが伸びしろ。日々の練習からたくさん見つけ、挑戦していきたい」
J1リーグの浦和レッズは1月12日、新体制発表記者会見をオンラインで行った。そのなかで京都橘高校から加入したルーキーのFW木原励は「自分は足りないところばかり。そこが伸びしろでもあり、たくさん見つけて日々挑戦していきたいです」と意欲を示した。
背後を突く鋭い動き出しからゴールを狙う。スピードと迫力を兼ね備えた楽しみな18歳のストライカーだ。
「何もかもが初めてで分からないことばかりですが、まずしっかり結果を出せるように、体づくりをして、裏への抜け出しのみならず、ポストプレーやクロスへの入り方など、もっともっと自分が伸ばさないといけないところがたくさんあります。
できないところがたくさんあり、そこが伸びしろだと思うので、日々の練習からたくさん見つけて挑戦していきたいです。浦和レッズのユニフォームの袖に通すことができて、その一員として、しっかり戦っていきたいという強い気持ちを持つことができました」
セレッソ大阪ジュニアユース時代、ヤンマースタジアムで浦和レッズ戦を観戦し、強いインパクトを受けたという。
「昔から浦和レッズは強いチーム、日本を代表するビッグクラブというイメージがありました。面白いサッカーもしていて、世界を相手にしているのを見てきて、自分がそのチームに入団できるとなった時、こんな経験は二度とできないと思いました。
ここで試合に出られれば、日本を代表するということ。練習もすごくレベルが高く、ここでやれば、自分のレベルももっと上がると思い、浦和レッズに入団することを決めました」
そしてプロ1年目、まずはこのトップレベルで戦うための「ベース」を築き、「5ゴール」を狙うと目標を立てた。
「3年生ではキャプテンとエースとなったもののインターハイも選手権も全国大会に出場させることができず、しんどい1年でした。
それをしっかり乗り越え、最後、京都橘高校を引退しました。その悔しい気持ちをプロの舞台で発揮できるように、今まで自分に携わってくれた方たちへの感謝とサッカーを楽しむ気持ちを忘れずに。しっかり早くプロの土台を作り、少しでも早くピッチに立てるように頑張りたい。5点決められるように頑張りたいです」
また、18歳のDF工藤孝太はすでに昨年2種登録選手としてチームに帯同し、公式戦デビューも果たした。今季正式にトップチームに昇格した。
「昨年1年間で、体の向き、ロングボールの質は成長できた実感があります。今年はそれに加え、ヘディングで相手に負けないところ、セットプレーでの得点など、もっと成長した姿を見せられる自信があります。早く埼玉スタジアムのピッチに立ち、自分が活躍している姿を多くの人に見てもらいたい気持ちが強いです」
また、ヴィッセル神戸に移籍した元日本代表DF槙野智章から受けた影響を問われ、「コーチングの部分が一番。自分は試合の中でしゃべる回数が少なく、声のボリュームが小さいと指摘されました。そこは槙野選手から一番教わったことだと思います」と、その“テーマ”とも向き合い、最終ラインでチームを統率する力も身に付けていく。
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[文:塚越始]