日本代表FW前田大然のセルティック移籍「合意」。横浜F・マリノスから期限付き移籍、半年後に買取オプション。2021年J1リーグ得点王が海外再挑戦
横浜F・マリノスでの前田大然。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
『スカイ』が報じる。ウズベキスタン戦は欠場、別の選手を招集へ。
横浜 F・マリノスに所属している日本代表FW前田大然(MAEDA Daizen)が12月30日、スコットランド1部セルティックFCに移籍することで「合意」に至った。『スカイ』が報じた。
2021シーズンのJ1リーグで23ゴールを決めて得点王(川崎フロンターレのレアンドロ・ダミアンとともに)とベストイレブンを受賞した前田は、まず期限付き移籍になる。そして来年の夏に完全移籍へと移行する、買い取りオプションがセルティックにつくそうだ。
同メディアは、川崎フロンターレの旗手怜央、ガンバ大阪の井手口陽介の獲得についても「現在、検討している」と報じている。
セルティックにとっては、古橋亨梧(←ヴィッセル神戸)に続く日本人選手の補強に。古橋は今季これまでリーグ14試合・8得点・2アシスト、公式戦通算16ゴールを決めている。ただし直近のセント・ジョンストン戦の開始15分にハムストリングスを再び傷め、途中交代を余儀なくされている。
前田にとっては、2019-2020シーズンまでプレーしたポルトガル1部CSマリティモ以来の海外再挑戦に。横浜FMで夏までともに戦ったアンジェ・ポステコグルー監督のもとで再びプレーすることになる。
“ボス”ことポステコグルー監督は1月の移籍市場での補強を検討していると記者会見でも再三語っていたが、新戦力をできるだけ早くチームに溶け込ませるため、1日も早く契約を結ぶことを望んでいるそうだ。
現在スコットランドリーグはオフ。セルティックは1月17日(日本時間18日4時45分)、ハイバーニアンFC戦で再開する。チームは20節を終えて、14勝3分3敗の勝点45で2位。首位グラスゴー・レンジャースとは6ポイント差。
また前田は来年1月21日に埼玉スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ・ウズベキスタン戦に臨むサッカー日本代表のメンバーにも選ばれている。この移籍が実現した場合、日本サッカー協会の反町康治技術委員長は「国内組での追加招集を考えています」と、同活動での招集は見送る方針を示している。
ただ日本代表はそのあと1月27日(中国戦)、2月1日(サウジアラビア戦)にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のホーム2連戦(いずれも埼スタ)があり、そこは海外組の選手が主体となることが想定される。
前田は1997年10月20日生まれ、24歳。173センチ・67キロ、B型。これまでのキャリアは、太子 JSC ― 川上FC ― 山梨学院大附属高 ― 松本山雅FC ― 水戸ホーリーホック ― 松本 ― CSマリティモ (ポルトガル) ― 横浜FM。2021シーズンは、J1リーグ36試合・23得点でレアンドロ・ダミアンとともにJ1リーグ得点王を獲得した。国際Aマッチ2試合・0得点。
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[文:サカノワ編集グループ]