約15億円?オリジ獲得へラツィオなどイタリア3クラブ名乗り。リバプール南野拓実の同僚でありライバル
欧州CLのミラン戦でゴールを決めたリバプールのオリジを祝福する南野拓実(左)。 (Photo by Marco Luzzani/Getty Images)
レッズはユベントスのパウロ・ディバラ、アーセナルのブカヨ・サカも“チェック”。
イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに所属しているベルギー代表FWディヴォック・オリジ(Divock Okoth Origi)がこの1月の移籍マーケットで、イタリアのセリエAへ移籍する!? さらにプレミアリーグ勢も関心――。
『スカイ』『サン』などが1月6日、このストライカーが現在、とりわけイタリアから“熱視線”を浴びていると報じた。記事によると、これまでACミラン、アタランタBCがオリジに関心を示していたが、さらにSSラツィオも名乗りを上げたという。
オリジとリバプールの契約は今季末(2022年6月)まで。「パフォーマンスオプション」が付帯されていて、リーグ戦の出場数に応じて、契約が1年延長されることになっている。ところがこれまでリーグ戦での先発は1試合もない(ケガに苦しみ、それでも途中出場から3試合・2得点を決めている)。
この冬に売却した場合、リバプールが得る違約金(移籍金)は1000万ポンド(約15億7000万円)を下回るのではないかと見られるそうだ。あるいは夏までプレーし、フリーエージェントになることもあり得る。
また、オリジ自身はイングランドでのプレー続行を優先したい意向だという。このほど川辺駿の加入が決まったウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC、クリスタル・パレスFC、ウェストハム・ユナイテッドなどがリストアップしている。
『サン』によると、リバプールのユルゲン・クロップ監督はユベントスFCのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラに注目していて、クラブは獲得に向けて調査をしている。一方、アーセナルFCのイングランド代表FWブカヨ・サカもまた、レッズが一目を置いている。そのあたりとの兼ね合いにより……ということだ。
オリジは南野のチームメイトであり、ポジションや起用法的にはライバルとも言えた。今季はオリジのコンディションが上がらないことで、南野にチャンスが巡ってきていた一面もあった。それだけに日本代表アタッカーには、オリジの動向に関わらず、クロップ監督やサポーターの信頼を鷲掴むようなパフォーマンスを見せてもらいたいところ。
果たして“一発”のあるオリジがまずこの冬、どのような決断を下すのか!?
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[文:サカノワ編集グループ]