クロップ「サラーは残りたがっている」。リバプールのエースとの“交渉難航”に言及
リバプールのモハメド・サラー。(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)
「時間がかかるもの」
イングランド・プレミアリーグ リバプールFCのユルゲン・クロップ監督がこのほど、契約延長に向けた交渉が難航しているエジプト代表FWモハメド・サラー(Mohamed Salah)について言及した。『ガーディアン』などが1月12日に報じた。
サラーとリバプールの契約はあと18か月。さまざまな利害関係が絡み、契約延長に至らずにいる。そうしたなかサラーが『GQ』のインタビューでこの件に触れ、「この5年間、私はこのクラブを深く知りました。私はファンを愛しています。ファンは私を愛してくれています。しかし、(契約について)私の手には負えず、彼らに委ねられています」などと語っていた。
現在29歳のストライカーが、契約満了あるいは違約金が発生する間の移籍もあり得るのか――。周囲はにわかに騒がしくなっている。
そうしたなか、クロップが「モー(サラー)はここに残りたいと思っています」と語ったのだ。
「こうしたことは時間がかかるものです。やらなければならないことがたくさんあり、代理人もいます。ただ何も心配する必要はありません。ポジティブです。
モーと(クラブ)はコンタクトを取っています。
彼はワールドクラスで、信じられないような選手。リバプールのために素晴らしい功績を残してきました。もちろん私たちは彼を残したいですし、どうなるか見てみましょう」
クラブは今年30歳になるサラーのパフォーマンスが、どうなるかを見極めたいと見られるという。リバプールでは4シーズン連続で公式戦20ゴール以上を決めてきた。彼がリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドのように、むしろ30代になってからより心身ともに充実し、究極といえる領域に到達していけるのかどうか。
その“年齢”について、クロップは次のように語る。
「彼の性格、信念、トレーニング方法、姿勢、仕事ぶり。信じられないくらいです。彼がジムやトレーニング場で長い時間を過ごしていることはあまりよく知られていませんが、彼は自分の体をよく知り、何をすべきかを知っています。
彼はここであらゆるプロフェッショナルの意見に耳を傾け、常に向上しようと努めています。彼は今の状況になるため、懸命にハードワークを続けてきたので、それを無駄にするようなことはしないでしょう。私もそう確信しています」
そのようにクロップはサラーとの固い絆、そして信頼を口にしている。
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[文:サカノワ編集グループ]