【浦和】リカルド監督が補強に言及、求めるのは「前線のポリバレント」。獲得が「実現しなかったケースも」
日本代表の酒井宏樹と語り合う浦和のリカルド・ロドリゲス監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
目標は『リーグ優勝』。「浦和レッズは今日からリーグ優勝を念頭に置いて戦っていきます」
J1リーグの浦和レッズが1月15日に始動し、リカルド・ロドリゲス監督がトレーニング後にオンラインによる取材に応じて、新シーズンへの抱負を語った。
指揮官は目標について、「リーグ優勝です」と断言。西野努テクニカルダイレクターと同じく、そのために戦っていくと強調した。
「昨年はACLの出場権獲得が目標で、それを達成できました。今年の挑戦は簡単なものではありませんが、浦和レッズは今日からリーグ優勝を念頭に置いて戦っていきます。もちろん4つの大会に参加していて、浦和の監督としては、どの試合でも勝利やタイトルを目指し、その中でもリーグ戦の優先順位が高いです」
また、先日の新体制発表会で西野TDが「最後のピース」を求めているとした補強について問われると、次のように言及した。
「まだ補強は終わっていません。実現しなかったケースもあり、ウインドーが閉まるまで、補強はしていきたいと思っています。とはいえ、これまでのクラブの選手獲得について満足しています。サッカーのスタイルに合う選手の特徴をクラブに伝えていて、そのような選手を獲得してくれました。
今日の練習で新加入選手たちの振る舞いを見ていると、非常に良かったと感じています。最終的なメンバーが確定するまでもちろん補強は続けていきますが、このメンバーでチャレンジしていきたいと思っています」
現在FW登録はキャスパー・ユンカーと高卒ルーキーの木原励のみ。その欲するタレントとはずばりFWか――。その問いに指揮官は次のように語った。
「前線の選手ですね。可能であればポリバレントで、複数のポジションをこなせるような選手です。得点力もあれば、プレッシングも掛けられる。機会を生むことのできる選手を求めています」
現在スウェーデン代表ウイングのダヴィド・モーベルグが、日本政府による感染症の水際対策のため入国日が決まっていない。それでも外国人選手を狙うのか、あるいは国内からの獲得もあるのか!? 浦和の補強はさらにここからもある、ということだ。
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[文:塚越始]