神戸、川崎、浦和、FC東京、広島、湘南、清水の連名でJFAへW杯予選の国内組に関する感染症対策案の改善を求める
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「通達された本件感染症対策案は、厳しいものであり、改善の余地があると考えております」
J1リーグのヴィッセル神戸は1月16日、Jリーグの7チーム連名で、日本サッカー協会(JFA)に対し、カタール・ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバーについて通達された新型コロナウイルスの感染症対策案(隔離措置)に改善を求める上申書を提出したと発表した。
JFAは日本政府との協議のすえ、W杯予選に臨む国内組の選手について、2月1日のサウジアラビア戦(@埼玉スタジアム)から14日間の隔離期間を経て、陰性が証明されればチームに合流できることを条件に、日本での試合開催が認められていた。
そうしたなか神戸は、JFAに対して、Jリーグに加盟する浦和レッズ、FC東京、川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、清水エスパルス、サンフレッチェ広島との連名で上申書を提出した。
神戸はこの上申書の趣旨について、次のように説明する。
「通達された本件感染症対策案は、厳しいものであり、改善の余地があると考えております。
つきましては、今般のFIFAワールドカップ・アジア最終予選の試合の開催およびそれに向けた日本代表合宿を日本において執り行うにあたり、本感染症対策案とは異なる、合理的に必要最小限といえる内容の感染症対策案を策定いただくべく日本サッカー協会に改めて協議のご依頼をしております」
日本政府は新型コロナウイルスの濃厚接触者について、このほど隔離期間を14日から10日に短縮することを発表していた。
一方、ヨーロッパ各国では、オミクロン株の弱毒性が確認されていることから、陽性が確認された者についても、7日間の隔離、あるいは5日後にPCR検査で陰性が確認されれば、隔離解除を認めている。
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[文:サカノワ編集グループ]