【浦和】犬飼智也が明かす、ザーゴ体制で掴んだ好感触を生かすための決断
浦和の犬飼智也。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
守備のみならず、「5ゴールは毎年目指しています」。
J1リーグの鹿島アントラーズから浦和レッズに完全移籍したDF犬飼智也が1月22日、オンラインによる取材に応じて、チーム合流からのこれまで、そして新シーズンへの決意を語った。
リカルド・ロドリゲス監督犬飼は「面白いです。立ち位置であり、チームとしての戦い方も」と手応えを得る。
そして昨季途中まで鹿島を率いたものの解任されたザーゴのスタイルは、犬飼にとって得るものが多かったと言う。そこで自身の特長が生きたと実感。最終ラインからのビルドアップを重視する点で、リカルドの率いる浦和でのプレーにも“惹かれた”。
「ザーゴ監督のもとでは、自分の長所を生かしやすいサッカーでした。リカルドさんのスタイルは、そういった特長を生かしやすいと思います。ボールを動かすチームでは、ビルドアップもそうですが、味方の立ち位置、切り替わった時の守備……、声を掛けてチーム全体を動かすところなど自分の長所を生かしていきたいです」
そのように28歳のセンターバックは、リカルドスタイルとともに、自身とチームを進化させていける――と思い描く。
昨季は29試合・5ゴールを決めた。湘南ベルマーレ戦でのバズーカ弾など、インパクトも残した。
「5ゴールは、毎年目指しています。(昨季は)フリーキックの練習はしていたので、チャンスがあれば――」
その長短のキックが新たな武器として噛み合えば、浦和が狙うサッカーの“深化”はさらに進みそうだ。
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[文:塚越始]