日本代表MF久保建英が中国戦「もっと強引に行っても良かった」。2/1首位サウジアラビア戦へ「勝ちに行く」
中国戦での久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
4-3-3から4-2-3-1に布陣変更、森保監督からの指示は――。
[カタールW杯アジア最終予選 第8戦] 日本 – サウジアラビア/2021年2月1日19:10/埼玉スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の中国戦(〇2-0)翌日の1月28日、日本代表のMF久保建英がオンラインによる取材に応じた。
中国戦は73分からの投入に。アンカーの遠藤航を下げて(サウジアラビア戦も見据えての交代策に)、システムを4-3-3-から4-2-3-1にチェンジ。久保がトップ下に入った。
「時間もあまりなかったですし、ちょっと停滞していた感じもあったので、また活性化させて、あと1点という気持ちでした」
しかし、代表初ゴールはまたもお預けに。反省点を問われた20歳のレフティは「昨日のあの相手で、あの時間帯であれば、もっと強引に行っても良かったかなと思いました」と語った。
ピッチに入る際、森保一監督からは「トップ下のポジションに入り、『間でボールを受けて、そのまま前へ向いてくれ』と言われました」という。
布陣変更により、チームとしてどのような変化を与えたかったか。久保は次のような効果、狙いがあったと分析した。
「それまでの1ボランチ・ツインサイドーハーフから、一人高い位置に取る人が出ることで、本来インサイドハーフがいるポジションのレーンのちょっと前めに入り、ウイングの選手も中に絞る回数が増えます。さらにサイドバックも上がり、どんどん前へ強く人数をかけていけるようになったと思います」
2月1日はグループ首位のサウジアラビア戦だ。現在4ポイント差(勝点はサウジ19、日本15)がつき、相手は勝てばW杯出場を決められる。
「1回負けていて、向こうは首位。僕らに勝って、W杯を決めたいと捉えていると思います。引いて引き分けを狙うようなサッカーをしないだろう、と選手間でも話していました。僕らも勝ちに行き、しっかり勝点3をチームで掴み取りたいと思います」
サウジ戦もスーパーサブの可能性が高い。大一番、現在レアル・マドリードからRCDマジョルカにレンタル移籍中であり改めてコンディションを上げてきた久保のインパクトのあるプレーで、改めてチームに勢いをもたらしたい!
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[文:サカノワ編集グループ]