【日本代表】長友佑都の熱いプレーに会場から大きな拍手「生きるか死ぬか」「ブーイングされるのかなと思っていた」「魂の叫び、聞こえましたか」。FC東京の35歳、魂剥き出しに!
サウジアラビア戦での日本代表の長友佑都。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「絶対に負けられない、恩返しをしたいと思って戦いました」
[カタールW杯アジア最終予選 第8戦] 日本代表 2-0 サウジアラビア代表/2022年2月1日19:10/埼玉スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、日本代表の長友佑都がサウジアラビア代表戦で先発出場し、69分までプレー。伊藤純也の2点目をもたらすなど、チームの5連勝と4試合連続無失点に貢献した。
相手のサイドアタックの芽をしっかり摘みながら、何度かロングランも見せた。マッチアップで勝った時には、会場からこの日一番と言える大きな拍手が起きた。
試合後の取材に応じた長友は、次のように語った。
「(会場の拍手は?)すごく伝わってきました。ブーイングされるかなと思っていましたが、温かい拍手をもらい、絶対に負けられない、恩返しをしたいと思って戦いました」
相手の枠内シュート1本。様々な批判が起きたなかでピッチに立ち、サウジアラビアのアタッカー陣にほとんど仕事をさせなかった。
「たくさんの批判をいただいたので火をつけてくれました。批判は自分にとってガソリンであって、必要だと思いました。追い込まれれば、追い込まれるほど逆境になり、力を発揮できる。
ただ批判をもらって、(ガソリンだけで)このままだと燃えてしまうので、今日だけでいいので、賞賛という栄養がほしいなと思います。まだまだ自分はできると思うので」
久々に覚悟を持ってピッチに立ったという。そして、結果で示した。
「今日は久しぶりに生きるか死ぬかの戦いでした。今日ダメだったら代表にいる意味がないと思い、魂を込めて戦いました」
そのように「魂の叫びを放った」と、36歳の長友は胸を張った。そしてメディアを通じて、「魂の叫び、聞こえましたか?」とファンとサポーターにも問いかけていた。
日本は6勝2敗の勝点18でグループ2位のままだが、首位サウジアラビアと1ポイント差に迫った。3月24日の次戦アウェーのオーストラリア戦に勝てば、W杯出場が決まる。
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[文:塚越始]