レアル・マドリードがウクライナ代表GKルニンのため「総力結集」。久保建英とも繋がり
アンドリー・ルニン。(Photo by Gareth Copley/Getty Images)
実家はロシア国境近くに――。
ロシアによるウクライナ侵攻が本格化するなか、スペイン1部レアル・マドリードが、所属するウクライナ代表GKアンドリー・ルニンへの全面的なサポートを約束した。
スペインメディア『アス』によると、「マドリードがルニンのために総力を結集する」と題し、母国での出来事にショックを受けるルニンのため、レアル・マドリードはクラブを挙げて働く意思を示していると報じた。
リアルタイムで母国の情勢に関するニュースが届く。彼の妻や家族の一部はスペインに住んでいるものの、実家はロシア国境に近いハルキウにある。そうしたなか24日には、レアル・マドリードのトレーニング施設で、クラブスタッフ、カルロ・アンチェロッティ監督、そしてチームメイトからサポートを受けたという。ルニンにはクラブの全体から連帯するというメッセージが送られた。また、彼が家族や母国のために必要とするものについて、クラブが最大限対応することも約束したそうだ。
23歳のウクライナ代表ゴールキーパーは今季、ベルギー代表GKティボ・クルトゥワの控えとして常にスタンバイし、カップ戦で出場機会を得ている。また、久保建英がレアル・マドリードのプレーシーズンに参加した2019年夏、その遠征先ではルニンと常に二人でいる様子が、スペインメディアなどでも取り上げられて話題を集めた。
ユースのウクライナ代表として、2019年開催のポーランドU-20ワールドカップで初優勝へと導いた同国の守護神候補でもある。
ルニンのために――。マドリードが団結している。
【注目記事】
・ロシアの日本代表MF橋本拳人「空港が閉鎖されたため不透明」、ウクライナ国境に近いロストフは試合中止に。CL決勝はパリに開催地変更
・【京都】浦和戦での新スタジアム煙草ぽい捨てなど、マナー&ルール違反を報告
・【鹿島】岩政コーチ、川崎との大一番へ意欲!「世間はパトリックの一件に目を向けてくれているので助かっています」
[文:サカノワ編集グループ]